接客もいい、技術もいい、なのになぜ売れないのか?
今、美容業界では
若手スタイリストの伸び悩みが
深刻化しているようだ。
恐らくあなたの周りにも
「思う様に数字が伸びない若手スタイリスト」
というのは少なからずいるはずだ。
では結果がすぐ出るスタイリストと
そうじゃないスタイリストの違いとは
一体何なのだろうか?
今日はそこを考えていく。
どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ
先日お世話になっている社労士さんとの話で、
「思う様に数字が伸びない若手スタイリスト」
についての話になった。
『亀田さんところのスタッフさんは売り上げはあげてくれてますか?』
僕「そうですね、オープンしてまだ3年ちょっとなのでそれを考えたらまずまずじゃないでしょうか」
『それなら良かったです。女性スタイリストさんですとよくあるケースなんですが、技術も問題ない、接客も問題ない、それでもなかなか売り上げが伸びないスタイリストさんっているんですよ。なぜだかわかりますか?』
「んー、世間話ばかりで技術説明をしてないとかですか?」
『極めて正解に近いです、でも正確に言うならこれですかね』
『プロフェッショナル感が足りない』
「プロフェッショナル感ですか?」
『はい、接客をしている感じは雰囲気がいい、技術も特に問題なく見えるしお客様も満足している。恐らく顧客同士の口コミでも「よかったよー」という評価が得られる。それなのになぜかリピート率だけはあまりパッとしない。そういう方周りにいませんか?』
「確かに、いますね。でもプロフェッショナル感だけだといまいちぼんやりしててわかりにくいですね、、」
『詳しく説明しましょうか。ご存知の通り街を歩けば美容室だらけですよね?お客様はその多くある美容室からお気に入りの美容師さんを探してるわけですね。当然美容室が増えればサービス合戦になりますよね?となるとカットができて当然、サービスが良くて当然、もう今時技術が下手な美容室、サービスがダメな美容室なんて滅多にありません。今のお客様は目が肥えています。だから普通にいい美容師さんじゃ満足しないんですよ』
「なるほど」
『だから今のお客様は何をみているか?それがプロフェッショナル感なんですね。お客様からオーダーされた通りにやれるだけじゃダメなんです。プロとしてのアドバイスや提案がバッチリ決まった時にお客様は本当の意味で満足できるんですね』
「なるほど確かにそうかもしれません、でもそれをどうやって本人に気づいてもらうか難しそうですね」
『そうですね、具体的にプロフェッショナル感を出す方法を説明するとしたら、何でもいいので何か一つ極めることでしょうか』
「というと?」
『何かに対して、メイクでもいいですし、アレンジでもいいですし、または全く関係ないことでもいい、それなりに極められればそのことについては熱量を持って話すことができます。ほら、好きなもののこととかってかなりの熱量で話せませんか?それを一つ極めることで相手の中で「あ、この人に任せよう」っていう強い気持ちが湧くんですよ、その時点でお客様はファンになってるでしょうね』
確かにものすごく的を得ていた。
僕は髪を切る時には他店へ行く。
知り合いとかそういうのではなく、
普通にホットペッパーで予約し、
特に指名もなく普通に美容室で髪を切りにいく。
どこの美容師さんもものすごく感じがいい。
『もう今時技術が下手な美容室、サービスがダメな美容室なんて滅多にありません。』
正にそうだ。
技術が上手いは当然、
サービスが良いは当然、
今時、支持されるスタイリストになる為には
もっと高いものが要求される様だ。
それが
「プロフェッショナル感」
なのかもしれない。