フィリピン人の若いビジネスマンはものを高品質にする基本が出来てない(間違ってる)その1.。
フィリピンでモノ作りをしている人はいないと言って過言ではない。1992年日本から多くの工場が進出して来たが、2002年にはその80%がフィリピンを逃れて他の国に移った。電気代の高さや不良率の高さ、そこに労働紛争も過激になった事もあり去っていった。世界的には中国の台頭があり、価格競争に破れた事も前提にある。34年前マルコスが進めていた自国車の開発でコロンビアモータースがマツダのエンジンを付けたアンフラ等のフィリピン製自動車も作っていたし、製鉄所もナショナル製鉄所やマルセロ製鉄所、ハシント製鉄所があり、私が来た当時は、この国はアジアで最大の国になると実感していた。私の言う第一世代のフィリピン人の時代である。しかしそれから10年、コロンビアモータースは韓国ヒュンダイに売却、全ての製鉄所がその火を消した。この時代から、ものを作らず、中国からの安い製品を輸入する国と成り果てた。私は此の時代を第二世代フィリピン人と呼んでいる。そして2010年今のモノを作った記憶すら無い第3世代フィリピン人が生まれてきた。政治による愚民政策もあり、教育も全て英語からタガログ語になり、現在は20%のフィリピン人以外は英語が通じない。通じても日常会話程度の低いものである。故に英語で考える脳を持った人は第1世代、今は脳はタガログ語で考え、英語を使っている。こうなるとモノを作ることは不可能に成り、モノの管理する能力も著しく低下している。モノ作り即ちお金でしか考えられないのが今のフィリピン、フィリピン人である。
33年前、私が買ったフィリピン最大の開発業者アヤラの最初に作ったマンションを買ったが、2ベットルームに夫々バスタブ付き洗面所が有り、お湯はセントラル化していたし、コンセントも220Vと110vを使える様になっていた。そしてメイドルームにもシャワールームと洗濯物の干場もあり、洗濯機も置けた。それが156平米で1000万円だった。
モノ作りの基本は使う人の便利性を考えて作り、改善が必要だが、今の同じアヤラを含めた全ての開発業者の作ったビルは、開発業者のお金だけで、利用者の便利性や品質が長期に保たれる考えはまったくない。見た目は良いが、売ってしまえば1ヶ月もしないうちにアラが出てくる、ジャンク(ニセモノ)である。買ってないから良いが買った人は、酷いことになる。(写真は新築1年で水漏れでポタポタ、すでに1ヶ月前に修繕要求したが未だに治らない, また窓に近い天井はカビだらけ。BGCアビダ・アヤラビル😂)