事務所開業の話9「事務所案内は名刺の相棒」
❶事務所案内を作りましょう。
中小規模以上の会社ともなると、「会社案内」は作っているのが常識範疇です。
しかし、小企業や私たち士業となるとほとんど作っていません。
その必要性がないと言うより、営業宣伝としての意識自体がないのです。
そもそも宣伝となると費用がかさむことの認識は有るので、それにお金をかけることはしたくありません。
ただ、士業は特に、自己をアピールする手段としてのッールには、名刺だけでは、弱い面があります。
名刺には、書ける範囲が小さいので、あの大きさの中で、貴方自身を表現しようとしても限界が直ぐ見えてきます。ましてや、あまり細かくびっしりと書かれた名刺では、何が何やらわかりずらくなるばかりか、見にくいの一言になってしまいます。
そんな時に、「事務所案内」は、あなた自身とあなたの事務所や業務案内に一役買ってくれることになります。
ツールが増えれば会話内容も増えて当然ですので、色々なツールも考えて見ましょう。
事務所案内は、名刺と一緒に提示できる小道具としては、会話に深みをもたらすことは当然の成り行きです。
➋用紙・内容などはどうすればいいのか。
大会社でもないので、小冊子タイプやA4サイズのパンフレット(入れ込む文章内容及び量や背景画像などが難しい)ではなく、三つ折りのリーフレットを使う方がいいと思います。
1 用紙
少し厚めの紙。新聞の折り込みに入って来る、少し厚めの宣伝チラシを見れば想像がつくでしょう。
それを三つ折りにしてみて下さい、その時の紙の暑さの感触を見て下さい。どの位の程度の厚みが必要かを凡そでも感じ取れるでしょう。
2内容
・事務所案内=名称・住所・事業主名・営業時間・電話番号・携帯番号・メールアドレス・HP・資格・業務内容・プロフィール・所属団体や加入団体名・顔写真・社訓ならぬ所訓
・他=セールスに伴う値引き額や開業値引き額・業務についての一例や注意事項など大項目的な提供内容・提携事務所・報酬など。
各種訴ったえたい項目を絞って、バランスに気を付けて入れる。
以上の内容には、注意として、逆に、安易に色んな個人情報を入れこまないことも大事です。よく選択しましょう。
❸その他注意など。
これらは、印刷業者に発注する時は、1000枚・2000枚などの大量発注になるので,よく吟味する必要があります。
一度作ってしまうと,それらすべてを配り終えるまでには、相当日数が掛かりますので、ずべての構成・内容がある程度の納得がいく必要があります。
文章・文字の間違い・構成の間違い・色の間違等があっても、訂正が出来ません。
第2の商品を作るまで、さばききれません。
業者発注に出すなら、その前にパソコン・プリンターを使って自分で作ってみる事です。
また、自分で作ってみるなら、色々自分なりの検討が出来やすいのですが、やはり、見てくれは、市販品の様な出来栄えは中々望めません。
自分で作る時も業者に発注する時も、何度も何度も検討(作り直す)ことです。
値段の安さに釣られてはいけません。絶対失敗します。
3枚に織り込むので、谷折り線や山折り線になる所の位置決めも、パソコンで入れる事が出来れば、折りたたむときに都合が良いです。
日行連のダウンロードできるものがありますが、これらも自分のプリンターで作ってみることです。
下記1の表紙が青いのが、弊所の事務所案内第1号です。
これは内容校正に誤りがありました。
ひらがなの間違いも有りました。これは校正のミスです。
早く欲しかったと言う焦りもあり、実のところ、出来は満足していません。
其れゆえに、上述の様な反省があります。
その下の表紙の白いのが2度目の事務所案内ですが、これは、手製のもので、英語版の外国人用です。
日本語版も勿論作りました。青いのに比べ、内容校正など大分手を加えました。
これなら70%位満足できましょうか・・・と思っています。