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つながる-koco

たったの電話1本なんだけど。

2019.09.18 12:40

再来月の11/24(日)の午後、つながるココ主催の勉強会を行う予定です。


テーマは

『子どもの育ち勉強会~頼れる地域の支援を知ろう・つながろう~』


いすみ地域のお母さんが、

うちの子、もしかして・・・?と、子育てに不安や心配を感じた時に

頼ることのできるサポート機関がいくつかあります。


でも、残念ながらすべての方がサポートに繋がっているわけではなく、ひとりで抱え込んでいる方がたくさんいます。


その理由は何でしょうか?


・周りには言いにくい

・サポートの機関をよく知らない

・電話でアポを取るのがハードルが高い

・どんなことを相談していいものか分からない。

・勇気を出して相談したけれど、思うようにスッキリせずにショックを受けた

・クリニックや療育機関は希望者でいっぱいだと聞いている。

・家族がサポートを受けることに反対している。自分もこどものありのままを受け入れる自信がない。


こんな感じでしょうか。


発達の悩みを持ったお子さんは、見た目では分かりにくいです。

誰もが少しは持っている特性だったりするので、大変さが理解されにくいのです。


個性の範囲よ。普通に育てればいいのよ。

なんて言われます。

親自身も、育て方や環境を工夫するのがいいと考えます。

その先にあるのは、厳しすぎるしつけかもしれません。

個性の範囲ではおさまらないと気づき、それなりの手立てをする必要があるのに、親子で頑張ってしまいます。


では、障害だとか、特性があるのだと頑張って認め、公表したとします。

そこで、

「障害って言えば許されるのね。障害を隠れみのにしている。」って言われたという話を聞いてしまったり(涙)



そもそも、お母さんは生まれてくる子どものために地域のサポート機関を勉強したりしていません。

生まれて初めて、障害を持っていることが分かってから、自分で情報を取らなければならないんです。

それは、お母さんが子育てに困っているという意思表示をして初めて得られるもの。

気づかなかったり、周りに言いにくいからと公表していなければ、

周囲だって手を差し伸べられるはずもありませんね。

しかも、我が子を受け入れるつらさや大変な毎日で、日々を送るのに精いっぱいのお母さんは自分から探して情報を獲得するエネルギーなんて残っていないかもしれません。



たくさん理由たあるんですね。



お母さんがつらい毎日を一人で抱えざるをえない状況があるんです。



勇気を出せば…

愛情があれば…

行動力があれば…こういった、お母さんのガンバリズムを求めるのはオカシイ話。


何でも相談してください。

ひとりで抱えないで。

こう言われても、簡単ではないことがお分かり頂けたら嬉しいです。




地域のサポートに繋がること、たったの電話1本がどれほど高いハードルなのでしょう。




勉強会では、この矛盾を解消したいと思って準備を進めています。




地域のサポートにつながることが目的としていますが、

目的であり、別の目的のための手段でもあります。



いい勉強会になりますように。