UP BIJIN 06#リム 紗代さん@deckers cafe
UP BIJIN 06を飾って下さるのは、就職支援機関でキャリアコーチとして働くリム紗代さんです\(//∇//)\
実は、今回取材協力頂いたリムさんとは仕事場もチームも一緒で、いつも周りに笑いを提供してくれる私の大大大好きな自慢の同僚です!!
まだリムさんと出会って1年とわずかですが、いつも私のことや私の家族のことまで大事にしてくれるリムさん。
抜群のお笑いセンスで仕事場を明るくしたり、いつもテキパキとお仕事をこなし、何事にも動じない心強い存在です♪
今回は、そんなリムさんの更なる魅力に迫りたいと思います(*゚▽゚*)/
リム紗代(37)
大阪府出身。奈良県育ち。大学の卒業旅行で訪れたマレーシア・ランカウイ島に一目惚れし、大学卒業後はせっせとお金を貯めて単身移住。現地在住8年の間は、ランカウイ島の日本料理店「雲海山」でサービスを担当する。その時に出会った、マレーシア人の夫と2006年に結婚し、2010年、夫婦で沖縄県へ移住。沖縄県の観光施設で営業主任として5年間働いた後、現在の職場である、就職支援機関で就職相談やセミナー講師として活躍中。また、沖縄特例通訳案内士、接客英会話インストラクター、認定コミュニケーショントレーナーの資格を取得し、これまでの経験をスキルに変え、企業のマナー・コミュニケーション講師もこなす。
I want to be somebody
I want to go somewhere
ー沖縄に移住する前は何をされていたんですか。
大阪生まれ、奈良育ちのコテコテ関西人です、大学の卒業旅行でマレーシアのランカウイ島の空気にふれ、訪れてすぐに、ここに住もう!と決めました。日本を離れてこの場所で生活したら、「何者かになれる」気がしたんですよね。でも、お金もない、住む家もない、仕事もない。ないないづくしやったから、まずはお金を貯める為に卒業後は必死でアルバイトをしました。また、人間関係作りや現地の習慣に慣れようと何度も足を運びました。そこから、1年後の2002年に移住を決行し、なんとか知り合いに紹介してもらって日本料理「雲海山」のオープニングスタッフとして働けるようになりました。その当時はお店もまだできていなかったので、ペンキ塗りから始まり、日本人のオーナーシェフと2人3脚でメニューやお店の方向性を考えて、お店を無事スタートさせることができました。お店では、お客様への接客はもちろん、スタッフへの教育係としてお仕事をしていました。私の住んでいたランカウイ島は世界中の観光客が集まるリゾート地なので、それぞれの国の宗教や文化の違いを把握した上で、接客スタイルを変えたりしていましたよ。リゾート地なので、かしこまった接客ではなくフレンドリーだけど丁寧な接客を心がけていていましたね。時にオーナーシェフとは意見をぶつけ合ったり、2回も空き巣に入られたり、デング熱にかかったり、マレー語が方言で話せるようになったり、その他いろいろ面白い経験もできました。サービスを全て任せてもらっていたので、接客への自信にも繋がりました。中でも一番嬉しかったことは、マレーシアのミシュラン「マレーシアベストレストラン」に選んでいただき、サービスの得点が10点満点中の9点を獲得できたこと。シェフと私が一から創り上げたサービスのスタイルがこんな形で評価いただけたことに大きな達成感を感じました。
そんな生活を8年弱ほど続けていたところ、ある日ダイビングの仕事をしている夫が「日本でチャレンジしたい」と言うので、沖縄へ移住してきたんです。
私は夫と結婚した時に「もう畳の上で死ぬことはないだろう」と腹をくくっていたのですが、ここへきて日本、しかも沖縄って!と、拍子抜けしましたね笑。
ダイビングを生業とする夫が働く環境として、絶好の場所である沖縄に行くことは大賛成でしたし、私自身も沖縄には旅行で来たことがあって、知り合いもいたので、不安はあまりなかったですね。むしろ、「沖縄で何かに挑戦しよう」という思いでした!
ー沖縄で何に挑戦しようと思ったんですか?
何かっていうのは特に決めてなかったです笑。というよりも、何かをリセットしたかったのかな。自分はリセットしたがり体質みたいで、小学校から中学校に上がる時もあえて、中学受験の道を選びました。家から歩いて10分の所には公立中学校もあったし、仲の良いお友達も沢山いたし、制服も着ないといけないし、電車通学もしないといけないのに!でもなぜか小学校時代をリセットしたかったんです。「ここではないどこかへ」ただただ行きたかったんやと思います笑。
このリセットは定期的に現れて、マレーシアへ移住したのも、日本から遠く離れた場所で経験を積みたいと思ったからやし、沖縄への移住を決意したのも、マレーシアでの経験を持って帰って日本で「何か」してみよう!って思ったからなんです。
なので、仕事は何でも良かったんです。そしたら、たまたま、沖縄県の老舗観光施設の求人を見つけて面接を受けたら、ご縁があって仕事に就くことができました。(ラッキーだったぁ)
沖縄観光最前線の現場で観光客を、デスクで数字を見て、入域外国人観光客の伸びなどを予想して、これはもっと集客できる方法があるはずだ、と思って広告に力を入れました。おかげさまで売上も右肩あがりでしたよ(๑≧౪≦)/
ここでは、広告に関するお仕事全般を担当していました。例えば、広告媒体の企画や調整、取材の対応、WEB媒体の多言語化、案内用看板の多言語化など、日本人だけでなく、外国人観光客にも安心して楽しんで頂けるように新しいことにも積極的に取り組みました。
現場のスタッフであれば、お客様の「ありがとう」がモチベーションになりますが、私の場合は、バックヤードで日々数字や広告とにらめっこするお仕事だったので、モチベーションは成果として見える観光客の入場数だったと思います。大きな声では言えませんが、増えれば増えるほど、「自分のおかげやね」と心の中でガッツポーズしていましたね笑。
ー知っていますが、あえて聞きます笑。今のお仕事内容を教えて下さい。
若年者の就職支援や入社3年以内の若手社員の定着支援を行っています。
主な業務内容としては、求職者の就職相談やセミナー講師として就職活動の進め方や応募書類の書き方・面接マナー等をお伝えしています。また、定着支援業務では、入社3年以内の若手社員の定着率を向上させる為のセミナーを企画し集客・運営も行っています。どちらの支援業務でも広告媒体の担当をしていて、手作りでチラシ作成をしたり、ポスターのレイアウトを考えたりとしています。あとは、一人ボケツッコミかな笑。って言うほどボケてへんし、ツッコんでへんけどね。(chika:十分やってますから笑)
ーお仕事をする上で大切にしていることは?
素直でいること。素直な心で受け止めて、素直な心で返そうと思っています。
以前までは、人から「すごいね」とか「リムさんできてるよ」って言われてもその言葉を信じられなかったんです。自分に自信を持つことができず、自分を卑下するクセがついたんですよね。これは、おそらく若い頃に「まだまだできてない」と言われ続けていたので、人から褒められたりしても、自分はまだまだできてないと考えてしまっていたんです。根底には、否定されて傷つきたくないから自己防衛をして否定的な未来に備えていたんでしょうね。
でも、今の職場ではチームのみんなが、私の事を心から承認をしてくれるんですよ。特にチータが。(チーターとは・・・幼少期にカ行が苦手で自分のことをチーターとよんでいた私をいじる時に出てくる(  ̄▽ ̄))
このチータさんが溢れんばかりに承認してくれるので、「こんなにも承認してくれる人がいるのに、自分を卑下ばっかりしていたら、承認してくる人に悪いな」って思ったんです。そこから素直に受け止めようと考えるようになりました。
例えば、「髪型、素敵だね」と言われても「いやいや、私なんて」と思っていたことが今は「そうか、今日の私は素敵なのだな」と少しずつ受け止めることができようになりました。
ホント、スケールの小さい話でごめんやわ~笑。
また、セミナー受講生や相談にきてくれる子達に自分の経験をシェアしたり、時にはアドバイスをさせて頂いたりできているのは、非常にやりがいを感じます。自分の経験が「何か人様の役に立てている」ことが純粋に嬉しいですね。
ー今頑張っていることは何ですか?
スキルアップを頑張っています!今、県外で開講されいる「接客英会話インストラクター」と「認定コミュニケーショントレーナー」の養成講座に通っていて、ここ半年間くらいはこの資格取得に集中しようと思っています。
この2つの資格を取得しようと思ったきっかけは、前職で観光施設に関わっていた時に教育の重要性を強く感じたからです。英語ができても、接客ができていなかったり、その逆もしかりなのですが、日本人だけでなく、外国人観光客を接客にするには少~しコツが必要になってきます。接客サービスの経験+観光施設での経験に、資格取得することで、そのコツについてより理論的にお伝えでき、自分自身に厚みもでるかなと思いました。
私、今までコミュニケーションは「天性のセンス」だと思っていたんですよ。
なので、コミュニケーションを学んでどうするの?と思ったんです。でもコミュニケーション能力2級認定講座を受講し、「コミュニケーションはトレーニングで磨けるもの」と知り、目から沢山のウロコがこぼれ落ちましたよ(*´ω`*)
ー壁にぶつかった時はどうしていますか??
まずは立ち止まる!やね。私の性格は普段、がちゃがちゃしているんだけど、プレッシャーがかかったり、集中力が必要な時は1~2分立ち止まって、まずは落ち着きます。次に周りを見渡しながら「今何ができる」「何からやればいい?」と自分に問いかけます。
マレーシアにいた頃、レストランにお客様は満席、待っているお客様がいる、サービスが遅くてお怒りなお客様がいる、シェフは大量のオーダーをさばくのにピリピリしている、料理は出てこない、サービススタッフも焦って空回りしている・・・という状況でもまずは立ち止まって冷静になる時間をつくるようにクセづけていました。今は特に1~2分何もしなくても状況が更に悪化することはないので、焦らず一度立ち止まるようにしています。気持ち的にどっと落ち込んだりする時はおうちでゆっくり立ち止まって瞑想したりしています。リラックスできる空間で目を閉じて自分の心に聞いてあげます、本当にやりたい事、求めている事、感じた事などありのままの自分に寄り添ってあげると自分を褒めたり慰めたりできますよ。その時に癒し系の音楽を流すといいと思います。(チータは寝ちゃうんだよね)
ー美容と健康面で特に気をつけていることは??
お肌のケアに台湾のオーガニック石鹸「YUAN」を使うようになってからお肌のキメが細かくなったような気がします。アトピーが治るとも言われている石鹸です。
その石鹸をネットで泡立てて洗顔に使っています。
朝は比較的ゆっくり過ごしていますね。起床したら、朝日を浴びてTVを見たり、
携帯のアプリで「今日のタロット占い」を見たりしていますね。
あと、やっぱり「よく笑う」かなー!人様に言えるほど美容と健康に気を使ってないよー!(笑)
ーいつもパワフルなリムさん。その原動力はなんですか??
「I want to be somebody. I want to go somewhere.」(何かを成し遂げたい)
要するに、「何か」特別人になりたいというのが原動力です。
例えば、マレーシアに行ったのも、「海外に住んでいる人」になりたくて、日本料理店でサービスを担当してからは「海外でサービスをする人」として接客スキルを磨きました。この言葉は、常に私の原動力になっていますね。
「誰かにとっての特別になりたい」とも思っているのでチータにとっての特別になりたいといつも思っているよ(デレ)
ーリムさんの今後の目標を教えて下さい(*´ω`*)
沖縄県内のサービスに携わる人の、接客の質を向上させたいです!!
まず、コミュニケーション能力が確実にサービスの質に直結します。人との信頼関係を瞬間的に継続的に築くためのスキルを現在、学んでいるので、これまでの経験をより価値あるものにしていくために早くトレーナーの資格を取得したいですね~。また、観光立県・沖縄において、接客英語はとても重要な要素だと思います、日本人としてのコミュニケーション能力+ちょこっとの英会話で満足度は格段に上がります。ホテルスタッフであれば、お客様からの評価が上がったらホテル内のレストランの売上も上がり、エステの売上も上がり、お土産ショップの売上も上がって観光地も盛り上がったら、みんながハッピーで幸せじゃないですか~。その為にもオリジナルのカリキュラムを作っていかないといけないですね。
リムさんお忙しい中、ありがとうございました♪♪
【取材協力店】deckers cafe
那覇市新都心の閑静な裏通りにある隠れ家「deckers cafe」。温かみのある店内は観葉植物が置かれ、おしゃれな雑貨や書籍が並べられています。人気のオムライスはどこか懐かしいケチャップライスにトロトロのたまごがのせられ、たっぷりのビーフシチューをトッピング。一人でゆっくり過ごしたい方や女子会・デートなど様々なシーンで活用いただけます。美浜アメリカンビレッジにある、真っ赤なロンドンバスで有名なダブルデッカーの姉妹店。
【営業時間】11:30~23:00
【定休日】 年中無休
【場所】沖縄県那覇市おもろまち2-6-11 フロンティアビル南ウイング 1F
【電話番号】098-861-0670
次回はどんな素敵なUP BIJINさんにお会いできるのか今から楽しみです♪♪
皆さんもお楽しみに~♡
ライフキャリアスタイリスト
chika