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玲子のカルペディエム

青山散歩

2011.09.06 03:49

先週の日曜日、L'Arteできれいに(しつこいようですけど、あくまでもそれなりに)してもらったあと、青山の街を散歩しました。外苑前から表参道を過ぎた、青山通りの反対側のブロックにあるブルーノート東京まで。
青空が広がり、暖かくてどこからかモクセイの香りが漂ってくる、気持ちの良い日曜日でした。



わたしは青山の街が好きです。原宿のような喧噪がないのと、センスの良いお店が多いから。それは昔からですけど、今のような時代にあっても品格みたいなものを忘れていない。さらに、そのセンスの面で「うちは一番ですよ」という静かな主張や自信がどこのお店からも感じられ、そしてここが肝心なのですが、そうした場所が生活の場でもあり続けているという点がとても魅力です。


明らかにどなたかのお住まい。ある意味、今という時代の青山っぽいお住まいだと思います。どこが?う〜ん、合理的にまとまっていて、懐古趣味じゃないところかな(笑


では、こちらは懐古趣味というのかなあ。でも昔からずっとお住まいの感じで、青山がずっと維持してきた気品を忘れずにいる感じで素敵であります。茶道の家元か小唄の師匠か、とにかく何らかの伝統芸能をやっておいでのお宅であります。あんまりジロジロ見たらいけないと思ったので情報がいい加減。

この路地には飲食店もあるのですが、入ったことはありません。唯一あるのはナチュラル・ローソンぐらいかなあ。ナチュラル・ローソン、好きなんです。品揃えが気に入りのものばかりで。ここでmarimekkoのマウスパッドを買ったこともあります。ここでお安く買ったカプチーノをテラスでいただくだけで大満足。安上がりな人間であります。

入ったことない韓国料理店。


いちど入ってみたいとは思ってるんですけどねえ…。

その店の近くで咲いていました。


これは知ってる。亡くなった祖母に教わりました。「ムラサキシキブ」と呼ばれています。紫式部です。大昔の「文豪」です。「源氏物語」、読みましたか?口語訳でもいいから読むべし。


いろんなお店がハロウィーンの飾り付けまっさかりでしたが、不思議なことにわたしの気に入りの路地界隈では少なかった。そういうところがいいんだな。どういうところ?う〜ん、つまり、流されないところ。


うん、しっかり流されてない。こっち行くと「まめ」って、すごく行きたくなる。


六本木ヒルズが見えました。こうして見ると近いなあ。近いんです、実は。青山から歩いていける距離。でも、ふつうの人は歩かないだろうと思います。地下鉄で行くと遠回りになる。しかもヒルズは駅から距離がある。みんな、もっと歩こうよ。

今日のわんこ。


ものすごくキャンキャン吠えてました。寂しかったみたい。頭撫でたらおとなしくなり、ベロベロなめられちゃった。よしよし。もうすぐ来ちゃチュからね。とか言っているうちに外国人のご主人登場。


有名なCartier Pradaのビルの裏手にあるこちらもファッション関係。ときどきデザインが変わります。裏路地で勝負しているこっちのほうが好きだな。どっちにしても気軽なお買い物はできないけど。

この界隈の岡本太郎美術館の裏手あたりが広大な空き地になっていました。何になるんだろう。高層マンション?高級ファッションビル?いずれにしても、あんまり青山を変えないで欲しいなあ…。
かつてブルーノートの向かいにあったホームグッズのお店も、ミモザの大木を守るように建っていて好きだったのに、消え去って駐車場になってしまったし。変遷、変貌は新陳代謝なのだから否定しないけど、志が低いものには建ってほしくないです。

そして目的地に到着! ソフィー・ミルマンのショーです。彼女から直接ご招待されるという光栄に浴しました。ソフィー、いちだんと歌手として大きくなり、人間的にも魅力が増してました。



あ〜、いい散歩でした!