宮崎光学 PERAR 21/4.5を試した話
ちゃば氏所有の宮崎光学、ペラールを試した
レンズ構成はトリプレットと呼ばれる3枚構成でその名の通り、極薄
どう見ても厚さがボディキャップぐらいしかない
絞り羽はしっかり10枚あるが、前玉の前に絞り機構があるため、常時露出した状態となる
f4.5から5.6、8、16と指標が刻印されている
ペラールのバリエーションは17mm、24mm、28mm、35mmなどが存在する
作例
ボディはLeica M10かM10-D
21mmというM型では普段使わない画角、難しい
ブライトフレームの外側まで使ってみればギリギリフレーミングは出来なくはないが、外付けファインダーかビゾフレックスは必須アイテムになるだろう
やはり周辺画質は使えたもんじゃない
レタッチで誤魔化してるが、端にマゼンタ被りが見られる
コンパクトなボディだけあって登山などで大活躍する
ストラップは装着せずにバックからさっと出してさっと収納する、そんな使い方ができるのはペラールの大きな武器だろう
中央部はしっかり解像しており、絞ればLEICA純正ELMARITクラスと大差ない印象
周辺は解像しない&マゼンタ被りが発生するため、被写体を選ぶレンズ
シンプルなレンズ構成だけあって逆光時は盛大にフレアが発生する
↑併走する車から撮った写真、21mmだとここまで写る
同じ焦点距離のレンズにスーパーアンギュロン21mmが存在するが、露出計が機能しない為筆者はあまり好きじゃない
ペラールあるあるの残念な写真
登山中に集合写真を頼み写真を撮ってもらったが、左手人差し指が盛大にフレームインしている
これは僕でもよくやってしまう
そもそもが薄いレンズだけあって油断しているとすぐ指やストラップが被ってくる
渋谷で外付けファインダーを装着しスナップ撮ってきた
トリエルマー用の外付けファインダーの21mmを使う
3枚玉でここまで写る事に正直驚いた
f11まで絞っているのでフォーカスの概念は捨て撮影した
まとめ
現場でレンズ忘れたことに気づいたそこの貴方、「写るボディキャップ」は如何ですか?