ツイッタートレンド【手取り15万円】

一昨日あたりだったか、ツイッタートレンドに「手取り15万円」というキーワードが表示されて色々な人が意見を呟いていました。

何か私はもう、そのキーワードを見るだけで胃が痛くなる思いになりました。

一概に手取り15万円って言っても、その仕事の内容によると思う。

中には「実家暮らしなら15万円でもいける」って言っている人もいたけれど、実家暮らしか一人暮らしかとか支出に関係なく、15万円と対になるような仕事かどうかっていうところですよね。

週休3日で、1日の労働時間が10時～16時で1か月の手取り給与が15万円だったら悪くない、それどころか自分もその職業に就きたいって思う人は結構いると思うんだけど、

でも、何の説明もなくただ「手取り15万円」だと、一般的な形態だろうから、

週休2日、9時～18時勤務、月間の残業時間30～50時間、賞与、有給は無し

みたいな雇用形態を想像するわな。

それが極端に簡単で楽な仕事だったりとか、月給は安いですが、賞与は年間30か月分です。とか言うならこれまたアリかもしれないけど、

でも実際のところは大抵きつい仕事だし賞与もほぼほぼゼロだよね。

私、今更気付いたんだけど、

給料の安い仕事って、間違いなくきつい仕事だよね。

もちろん高給の仕事もきつい。そりゃあそうですよ。

とにかく仕事はきつくて辛いものなのです。だって仕事なんだもの。それでお金を頂くんだからきつくて当たり前。

でも、高給の仕事と薄給の仕事のキツさに差は無い気がする。その給料の差ほどの違いは無い、むしろ薄給の仕事の方がキツかったりする場合もあると思う。

私は、今の仕事に応募した時、ちょうどこの「手取り15万円」になる計算だったので、

こんなに給料の安い仕事なら相当簡単で楽だろう。と思って応募したわけです。だって、それまで見たことも無い位給料安かったんだもの。

こんなに給料の安い仕事が世の中に存在するんだって驚いた程。

しかし、いざその仕事を始めてみるととんでもなかった。

それまでの、もっと高い給料を貰っていた頃の仕事よりもずっと難しくてきつかった。というか、「別の能力」が必要な仕事だった。

だからきついとかきつくないとかよりも、やっぱりその職場との相性や業務に対して適性のあるなしが大きいんだろうなあ・・・

とりあえず「給料が安いから仕事も安い」っていうナメた考えは捨てた。むしろその逆で給料が安くなればなるほど仕事もハードになるという事実を知った。

それを知れただけでも転職をして良かったのかもしれない。

でも今って、手取り15万円程度のフルタイムって大分当たり前になっているような気もする。

手取り15万円ってことは、額面で20万円弱くらい？

東京都内でも一般職の正社員とかはその程度の金額がコアじゃないかな？パラパラと求人を見てみた感想だけど。

でもだから文句を言うな。15万円ももらって足りないなんて贅沢だっていうのとは違うでしょ。

足りる足りないを基準に考えるのはおかしいし、相対値じゃなくて絶対値なんだから。

15万円って、これまた絶妙だよなあ。

東京都内一人暮らしが成立するギリギリの金額じゃないかな。死なない程度、何とか生きられる程度。

だから手取り15万円だったら「とりあえず食つなぐことは可能だからこのまま現状を続ける努力をする」方へ流れる人も多いだろう。

不満があってもそれを打開はしない。だってどうにか最低限生きることは可能だから。

生きることが可能なだけで、でも貯蓄とかは出来ない金額。

貯金されると困るものね。だって死ぬまでずっと働いてもらわないと困るんだから。

沢山給料を貰って、それを貯蓄されて早めにリタイアなんかされたらたまらない。

少子化が進んでこの先もっともっと進んで、新たな労働者（奴隷）が増えないのならば、高齢者の労働力に頼るしかない。

だから、これから先高齢者になる人間には蓄えさせない。常に働く必要（お金を稼ぐ必要）を与えて押し付けておかないと。

そういった意味でも15万円っていう金額に妙に納得してしまった。確かに子供部屋住人だったら十分に生活できるだろうけど、だからそれでいいっていう話では断固として無いと、私は思います。

あ～、稼ぎ力が欲しいなあ。

手取り15万円しかもらえないような無能が悪いとか、努力してこなかったから自己責任とか、そういう意見もあると思うんだけど、どうにもならない人だっているってことですよ。
で、それは満足いく収入のある人には理解の出来ない現実だと思うから想像もつかないような世界で細々と生きている他人のことをあんまり責めるなよ。自分だっていつその状態になるか分からないぜ？って言いたい。

本当に他人ごとじゃない。

今安定していたとしてもそれはあくまでもそれは「今」の話であって、脱落する可能性は昔と比べて格段高くなっているし、それを手ぐすね引いて待っている私のような負け組もいるっていうことです(笑)

※9月25日（水）の就業時間中にかかってきた電話は合計61本、そのうち私が出た電話は26本でした。

昨日も比較的意識して電話に出るようにしました。応対能力は一向に身に付きませんけどねｗ

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