日本語ボランティア2
もうすぐ10月。
10月は、年度の変わり目でもありますね。
TV番組も多くが変わったりします。
私共の日本語クラスでも、生徒さんが変わりました。
今迄は、日本語も大部わかる人でしたので、説明も英語は少なめでした。
今回は、全くと言えるほど、日本語が分からないので、又、1からの授業です。
その分英語説明が多くなります。
また、日本語がまったく分からない人には、ローマ字説明も理解の助けに大いになります。
特に発音の仕方です。
日本語には、外国語の様な、発音しない文字と言うものはありません。
例えば、英語で「high」の時、「ハイ」と発音しますが、これが日本語なら、英語読み的感覚では、「ハイグ」とか「ハイフ」とでも言いそうです。
まあ、日本語では、例えば、「お」と「を」の違いや、「今日」と書いて「きょう」と書くのが正しくても、発音的には「きょお」とも聞こえる事はあるでしょうが。
あくまでも・・・(「kyoo」と聞こえるでしょうが、「kyou」が正しい)と教えます。
ついでながら、日本語は、「漢字・ひらがな・カタカナ・ローマ字」まであって、難しいとも言われます。
しかし、平仮名さえ覚えれば(読み書きが出来れば)、日本語理解を通して、最低限生活していけないこともないのです。勿論、漢字も必要ですが。=早く日本語になじむには、平仮名だけ出来ればと言う意味です。
その点,、外国語ではダメです。例えば、中国語は、すべて漢字なので、漢字を多く覚えないと何一つ書けません。外来語でも、漢字化しています。
日本語なら、平仮名だけでも、カタカナだけでも、外来語も表現できます。
今でこそあまり使いませんが、漢字で、「仏蘭西」「独逸」というより「フランス」「ドイツ」と書きます。(当然ですが)又、これを平仮名で、「ふらんす」「どいつ」でも、分からなくはないでしょう。
50音だけ知っていれば、最低限早く通用すると言う事です。
外国人が早く日本語になじむためにも、平仮名の読み書きが完全にできるように優先するのが、早道です。日本の小学生も初めは、平仮名ばかりで勉強していくのですから。