ビッグウィッグで久々にRCをやってみようかなという人へ (2)
さて、大層に分けてみましたが続きを。
キット以外に必要な物について個別に取り上げていきます。
〇プロポセット
いわゆる操縦用のメカ類ですがその構成は・送信機・受信機・ステアリング用サーボ・ESC(スピードコントロールアンプ、通称:アンプ)になります。
昔との違いは機械式のスピコンが無くなった事。
アンプを使用するのが必須となっています(復刻キットにスピコンは付属していません)。
えーアンプって高いんでしょ? と思われる方もいるかもしれませんが、ベーシックモデルだと昔とは違いかなりお安くなっています。次に送信機について。
80年代とは違いホイラータイプが多数派になっていて種類も豊富。
逆にスティックタイプは少数派になっており、選択肢はかなり限られてしまいます(フタバ/2HRなど)。
あと大きく変わったのが周波数。ビッグウィッグの時代だとAM、FM帯でクリスタルを何番にするかな、というのがありましたが、現行モデルの場合は2.4GHz帯仕様となってます。この仕様のすごいところは電源ON時に空きバンドを自動で見つけ出し割り当てること(バインド)。つまり他のドライバーのバンドを気にしなくても混線が起きないというスグレモノです。なお、1番は赤色の旗をアンテナにつける、といったこともありません(念のため)。
メーカーはサンワ、フタバ、KOなどが変わらず健在です(アコムスはありません)。
〇バッテリー
ビッグウィッグ等に使用可能なバッテリーは、7.2Vのストレートパック。
ビッグウィッグの特徴のひとつに8.4Vバッテリーに対応というのがありましたが、8.4Vバッテリーの入手は困難です(電動ガン用等が流通しているようですが当店にはありません)。
さて7.2Vバッテリーですが、当時からおなじみのニッカドだけでなくニッケル水素バッテリーが有ります。この両者、中身に違いがあり後述の充電器の選択に関係してきますが、大雑把にはニッケル水素バッテリーのほうが大容量の商品が存在する、とお考えいただければと思います。ニッカドバッテリーも80年代に比べて容量が大きいものがリリースされております。また昔より割安な商品が多いです。
あとコネクターですが、いわゆる京商型のものは販売されていません(京商もタミヤと同じ形状のコネクターを採用してます)。またT型コネクタ(ウルトラプラグ、ディーンズタイプ)等も有りますので使用するアンプのコネクタ形状を確認しましょう。ただバッテリー、アンプ共にタミヤ型採用の製品が多いです。
RCカー用バッテリーとしてはこのほかにリチウムフェライトバッテリー(Li-Fe)、リチウムポリマーバッテリー(Li-Po)がありますが勝手ながら割愛します。
〇充電器
やはり30年ほどの時の流れで進化しているのが充電器。
XBシリーズなど一部のメーカー純正セットに付属の充電器を除くと急速充電器が一般的になっています。急速であれ何であれ対応する充電器が必要になるわけで選択するバッテリーに応じた充電器でなければ駄目な訳ですが、ニッカドバッテリー専用充電器ではニッケル水素バッテリーには対応できませんので注意が必要です。ただ、ニッカド専用の充電器はあまり販売されていません。両方に対応した充電器が殆どです(念のために購入までに確認しましょう)。なおタミヤXBシリーズに付属の充電器はニッカドバッテリー専用です。
ボディ塗装用塗料、組み立て工具などは昔と変わらずだと思います。タミヤのポリカーボネート用スプレーを使用される方が多いと思いますが色数がかなり増えているので、オリジナルとは異なる塗装をお考えの方は色のチョイスがなかなか決まらないかも?
さて、うだうだと書きましたが、タミヤ/ビッグウィッグの当店オリジナルのセットをご用意しております(この辺りも昔と変わらずですね)。いくつかのセットをご用意しております。もちろん単品でのご購入よりお安くしております。セットの内容についてはこちらをご覧下さい。
今回の記事、誰かのお役に立ちますでしょうか。立てばいいんですが。。。