大人初心者『バイオリンを買う』完全サポートレポ書いてみました
東京都内および近郊にてバイオリンとビオラ、チェロ、ピアノの教室を展開しております、
日本弦楽協会ミュージック・アカデミー
バイオリンやビオラのレッスンをスタートさせるにあたって、まず心配されること。
楽器の準備ですよね!
体験レッスンは楽器がなくても、
先生から無料で貸し出しがありますが、
いざ!
レッスンを始めようとなりますと、
ご自身のバイオリンやビオラを用意することが必須になります。
当教室では、そういったスタートでの大きな出費を少しでも楽にしていただけるように!
『バイオリン付きのコース』
というものを設けております。
このコースで実際、生徒さんにお渡しできるバイオリンやコース内容につきましては、
別のコラムにてご説明しておりますので、
こちらもお読みいただけたら、と思います。
また、
そのコースではなく、
ご自身で楽器店で実際に見て、気に入ったものを購入したい!
そういう生徒さんもいらっしゃいます。
その場合は、担当の先生からきちんと楽器についての説明やそれぞれの先生が普段からお世話になっている楽器店を紹介してもらう。
そういう方法がありますね。
それ以外には、
教室責任者の私(筆者)がお手伝いさせていただくことも多くございます。
当教室は、クリアなバイオリン教室です。
どこか特定の楽器店と提携していたりといった、
中間マージンなどを目論んだり、、
などというグレーなことは一切いたしません。
もちろん、私自身にも贔屓にしているディーラーさんはいます。
でも、でも、、
高価な楽器しか興味がありませんもの(苦笑)。
だから万が一、生徒さんの中で、
「それなりの金額を考えています。」
ということでしたら紹介はします。
だって、
高い楽器=偽物
も多い世界です。
鑑定書がきちんと名のある鑑定士が書いた本物の楽器を購入しないと、後々、大変な後悔につながります。
話を戻しますね。
当教室は販促は一切いたしませんが、
生徒さんが無理のない予算の中で購入しようとされていることに対して、
レクチャーとサポート
限りなく惜しみません。
つい最近も、20代の初心者の生徒さんがバイオリン購入されたので、
その時のことを例に、レポ書いてみようと思います。
まだ会社に就職して数ヶ月。
20代前半です。
長年の憧れだったバイオリン、当教室にてレッスンをスタートされることになりました。
もちろん、バイオリン付きコースもありますよ、とご説明してありましたが、
ご本人の希望で、購入の方向になりました。
私「じゃ、一度下見に行きましょうか?」
生徒さん「はい!お願いします。」
私「体験レッスンの後、いかがでしょう?下見なので、大手の楽器店で当たり障りなくいろんなバイオリンが見られる所で。もちろん下見だけにしましょうね。」
生徒さん「ありがとうございます!」
そして、体験レッスンしていただいた後に大手の楽器店前で待ち合わせ。
私「〇〇さん?はじめまして!お疲れ様でした〜!」
生徒さん「中川さんですか?はじめまして!」
素敵な生徒さんです〜〜(o^^o)💖
やっぱり楽器レッスン始めようという方って、良い人ばっかり!!
私「昨日もメールしましたけど、今日は見るだけですよ〜。」
生徒さん「でも、プロの方が一緒のうちに買おうかなと。」
私「え〜!?急がないほうがいいよ。また別日ちゃんと付き合うから。」
生徒さん「でも、縁なので(笑)。」
ん〜。
とりあえずいろんな価格帯のバイオリンを当たり障りなく見られるだろうと思って、大手の某楽器店にしたわけですが。
買うのか。
ちゃんと良い楽器あるかな??
少し不安も持ちつつ、入店!
入り口近くに見える形で工房のあるお店でした。
あ、大丈夫かも(少し安心)。
この日は、アマチュアバイオリン弾きのスタッフも一緒だったので、アマチュア目線での考えも聞けました。
う〜ん、、
何十万以上の楽器が多い。。
店員さん登場。
「お手伝いしましょうか?」
私「初心者向けのお手頃価格のバイオリン、どれでしょう?」
店員さん「こちらにございます、75000円のものと、、」
店員さん「先ほどのお客様が10万円の楽器を購入されてしまったので、工房で同じ価格の楽器をセットアップ中です。」
私(生徒さんの顔色伺う)「……。」
店員さん「あとは中古になりますが、」
店員さん「45000円のものが1点。」
私「それ、ちょっと見せていただけますか?」
ここで初めて生徒さんが反応✨
生徒さん「うん、そのくらいがいいかも。」
なるほど!
予算はなるだけ抑えてね。
了解です٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
生徒さんの考える方向が読めたところからは、私の腕の見せ所です。
以下に予算内でベストに仕上げるか!
と、その前に再度確認、、
私「今日ホントに買うの?」
私「また別日でも大丈夫だよ。」
生徒さん「いえ、こうやって出会えるのも縁ですし。」
良い人です〜〜(涙)!!
と、生徒さんの意思を再確認したので、
じゃ、とことんベストに近づけることを目指しました。
まずはアマチュアバイオリン弾きのスタッフに試奏してもらいます。
スタッフ「よく鳴りますね!」
私「弦のバランスは?出にくい音とかない?」
でもずっと開放弦ばかり弾くので、左手の指にちょっかいを出してみました。。(ここは意地悪)
スタッフ、たじろぎながら音階を弾きだしました。
スタッフ「けっこう響くかな?」
私「そう?」
ということで、今度は私が試奏してみます。
スタッフが試奏していた時よりも響いている感じ。
「ちょっと無駄に鳴っているかも?」
ここからは、
プロのヴァイオリニストとしてのこれまでの経験を存分に、惜しみなく発揮します。
「これにします。」
と意思を決めた生徒さんが、お金を出して買う。
このヴァイオリンをより初心者の生徒さんが弾きやすい形に進化させることを考えました。
私「すいません。弓って他の弓に変更できますか?」
店員さん「あ〜、セットで販売しているものなので〜。」
店員さん「あとはそうですね〜。弓の値段変わっちゃいますけど、追加料金でなら。」
私「そうきたか(心の中で呟く)。」
店員さん「ちょっと見てきます。」
でも、現在セットの弓は、
・手応えがない(軽い)
・ヴァイオリンが無駄に鳴りすぎる(ので、もう少し音をしっとりさせたい)
そのため初心者の人が弾くと、音は出やすいですが、、
正しい弓の練習にはあまり良い影響を与えない。
それに、
弓はある程度の良い意味での重みや手応えがないと、今後いろいろな技術を学び、曲をこなしていく時に、演奏者がヴァイオリンから奏でようとする内面的な音楽性を実現させることが、難しくなります。
まぁ、簡単に言いますと。。
『自分が思った通りに操作しづらい』
ということです。
なんて考えているうちに店員さんが戻ってきました。
店員さん「すいません。今、少し上の価格帯の弓でちょうど良いのがなくて。だいぶ値段があがっちゃうんです。」
私「え〜!?」
店員さん「ですが、これと同じ値段の弓だったら他にあるんですけど、、」
私「あ、同じ値段のあるの?じゃ何本か持ってきてください。」
やった〜!!
よし、
同じ値段で1番良いやつをゲットしてやる
٩( 'ω' )و
結果オーライでした!
より適度な重みがありつつ、
重心もより的確な、
ヴァイオリン音色をよりしっとり出せる、
弓を厳選できました!
アマチュアバイオリン弾きスタッフも、それなりに良い耳を持っていますので、
うちのスタッフ「全然変わりますね。」
ついでに数十分引き続けて、ヴァイオリンが鳴りやすい&反応しやすい状態にまで、軽く調教できました!
車でいうところの「慣らし運転」終了レベルですかね。
(これ、アマチュアバイオリン弾きスタッフは、理解できませんでしたw)
あとは備品(小物)も選びました。
松脂(粒子が細かくてベタベタしないもの)
肩当て(程よい高さがあるけど高価すぎないもの)
クロス(生徒さんはベージュを迷わず選択)
消音器(ゴムを薦めました)
スペアの弦1セット
↑
うちのスタッフと揉めに揉めて?スタッフオススメのオブリガートにしました(苦笑)
ちなみに、今張ってある弦は切れないうちに交換するだろうから、そのままスペア弦でキープしてね!と話しておきました。
(私の髪が茶髪なのはスルーしてくださいw)
仕上げは、店員さんよりも前にケースに綺麗にしまってw
肩当てと楽器の間にクロスを挟むこともレクチャー。
私「ここ当たると、電車移動の時とかにキズがついてくるから。」
子供の時に培った小技も披露ですね。
結局今回は、小物やレッスンで使用する教本もあわせて購入して、、
さすがに金額内訳までジロジロ見ていなかったので、予想ですが、
トータル6万しなかったかなと。
満面の笑みが私のこの日の報酬であります。
と、こんな感じです。
当教室では、この他、ビオラもチェロもピアノも!
購入に際しては全力でサポートしますが、
一切販促などはいたしません。
安心して、なんでも相談してください。
その代わり、頑張ってレッスン通ってくださいね!
日本弦楽協会ミュージック・アカデミーでは、
無料にて体験レッスンを行なっております。
オンラインでは24時間OK。
または、お電話やメールでも対応しております。
責任者の会長はヴァイオリニスト。
スタッフは全員アマチュアで弦楽器奏者です。
生徒さんの気持ちになって、100%誠心誠意対応させていただいております。
是非!お問い合わせ下さいませ。