もうお酒はいらない*断酒日記

お酒を飲んで不安なことを見て見ぬ振りするからずっと怖いのです。

2019.09.23 13:44

今日で断酒171日になりました。

飲酒欲求は限りなくゼロ。100日ごろの不安定感がうそのようです。


涼しくなってきたせいか、炭酸もさほど欲しなくなって、水かお茶でふつうに過ごせています。



さて前回こんなことを書いていました。↓


大酒飲みで断酒しようとしている多くの方が、

「本当の自分がバレたくない」

「ダメな自分を見たくない」

「嫌われたくない」

「不安を感じたくない」

こんな心理があるんじゃないかと思います。


特に不安感。

お酒が大量に必要な人は、不安を感じやすいんじゃないかとも思います。


じゃあなんで自分は不安を感じやすいの?

不安をなくすにはどうすればいいの??




もともと日本人は、欧米人と比べて不安を感じる遺伝子が多いそうです。身を守るための本能がそうさせているらしく、「なるとかなるさー」とは思いにくい民族なんですね。



で、その国民性に加え、不安を感じやすいかどうかは、わたしとしては「生い立ち」が関係していると思っています。



たとえば、多飲する人の多くが、親や祖父母がアルコール依存、またはそれに近い酒飲みで、自分はアダルトチルドレンとして育ったパターンだったりします。



アダルトチルドレンだとどうなるか。



ありのままではダメ、頑張らないとダメ、本音を話してはダメ、というか本音が自分でもわからない・・・  そんな自尊心や自己肯定感が育っていない状態で、大人になっていたりするんですね。



本来、子供時代に培っているはずのものがそうできなくて、大人になっても引きずる・・それがアダルトチルドレンです。



わたしも父親が大酒飲みで、小さいころから自分の軸がなく、人の顔色をうかがってばかりいる子でした。八方美人のぶりっこでした。



で、人に合わせていつも緊張していて本当の自分がわからなくなって、毎日お酒で気をゆるめるしかなくって・・・・



でね、お酒を飲むとその不安感は一時はおさまるけど、消えることはないんですね。そのまま残ります。お酒を飲むたび、目をそむけるので、日々不安のストックが貯まります。



ストックを押し入れに隠しておけたらいいんですけど、実際に溜まるのは心の中。



見て見ぬ振りしてきた不安が、ずーーーっと溜まり続けるわけです。心の中に巣喰うわけです。



断酒するということは、その不安と対峙しないといけなくなるってことでもあります。



でもその不安ってね、童話のお化けみたいなもので・・・



想像だけしてしっかり見ないから怖いのです。白日のもとにさらせば、案外怖くなかったりするのです。



断酒って、いままで見て見ぬ振りしてきたあんなことやこんなことを、怖いけど見てやるーーー!!という行為でもあるんですよね。



勇気いりますよね。

でもそれが、「生きる」ということでもあるんでしょうね。



ハル