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SYM JAPAN

#奄美感想文 No.4「教会の未来に希望を感じて」

2019.10.03 23:00

 毎年夏に行われるSYM夏合宿では、合宿終了後、参加した青年に感想文を書いていただき、それらを文集にして、お世話になった方々へお送りしています。

 今年2019年も、8月23日(金)~27日(月)の4泊5日で「SYM夏合宿2019 in 奄美大島」を開催し、感想文集をつくりました。合宿に参加した青年たちが受けた恵みをより多くの人と分かち合うべく、感想文のいくつかを、1つずつ分かち合っていきたいと思いますので、ぜひご覧ください。

※WEB上での公開にあたって、本人の希望によりペンネームを使用する場合があります。


★今回は、青年に同伴したシスターの感想文をご紹介します。


すべてに感謝

「神のはからいは、限りなく、生涯わたしはその中に生きる」


マリア・ドメニカ


 何よりも思いがけずに、すばらしい巡礼に参加できたことを感謝しております。このような機会がなければ、奄美に行くこともなく、奄美の信者の皆さんの歴史にも触れることもなく、真剣に人と神との出会いを大切にしている若者がいるということを知る機会もなかったのではないかと思います。

 皆さんと一緒に歩くことは難しかったのですが、共に祈り、食事をし、分かち合うことができたたこと、何か自分できることで巡礼に参加することができたことは、幸いであり、大きな恵みのひとときでした。

 奄美の自然の美しさと信者の皆さんのあたたかいおもてなし、どちらの教会でも歓待していただき、私たちの到着前から準備をしてくださり、また、去った後も教会に残り私たちのためにロザリオの祈りをささげてくださっている姿から多くのことを学びました。厳しい弾圧の中でも信仰を守りとおした信者の皆さんの信仰生活の一面にも触れることができました。おいしい奄美の味覚ももちろんですが、カトリック教会という大きな家族を感じることができた日々でした。また、カリタスのシスター方の家に宿泊させていただき、特にサレジアン・ファミリーとして、まるで自分の修道会の家のように過ごすことができました。カリタスのシスター方とより親密になったように感じています。

 皆さんが、祈りながら歩みを進めていったその後をアリマさんのご厚意によってすべての教会を巡ることができました。初めて訪れる教会で、皆さんのため、そして祈りを約束した方々のために祈ることができたのも幸せなひとときでした。

 大自然をとおして創造主なる神と出会うことは、私のカトリック信仰の始まりでした。私の育った地は美しい山々や湖でしたが、奄美は美しい透きとおるような海と山々でした。もう一度この奄美で創造主なる神と出会うことができ、大きな神の愛を感じることができました。やはり自然はすばらしいメッセージをもっていると再確認した日々でした。

 そして、何よりも皆さんと出会ったことで、日本の社会、カトリック教会の未来に希望があることを実感しました。また、何かの機会にご一緒できたら幸いです。皆さんのこれからのご活躍をお祈りしております。

 企画をしてくださった浦田神父様はじめスタッフの皆様、本当にありがとうございました。そしてお疲れさまでした。声をかけてくださってありがとうございます。このようなことしかできませんが、また機会がありましたらお声をかけていただけたらと思っております。

 神さまの計らいに、出会った方々に、そしてこの恵みの日々に、すべてに感謝!


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