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巌窟に眠る ~カドルッス~

2019.09.30 15:00

カドルッス役の 水川 准 さん(劇団花鳥風月)。


って、自分の紹介などと野暮なことはしないけど、カドルッスのことは書いてあげなきゃなぁ。


無事に千穐楽を昨日迎えました。

ありがとうございます(✿´꒳`)ノ°+.*


さて、水川のことは、ほかの方が書いてくれてる文を引用しますね。(50音順)



荒木 凪瑳:テレザ 役

【シーンの一瞬、視線、口の開き方一つに『わぁ、今ここにいるのはカドルッスだ。どこをとっても彼がリアルで思考して生きてるんだ』とゾクゾクする感覚を教えて頂きました。可愛くて愚かなじゅんさんのカドルッス。そして、先輩として沢山頼らせて頂きました。有難うございました!】


アンディ本山:モンテ・クリスト伯 役

【准さんの役へのアプローチ、作品への関わり方、共演者への接し方毎日が勉強でした。そして、板の上のカドルッスが素敵で、何度も助けられてます(絡みはないですが、共演者として)尊敬出来る先輩が、またひとり増えました】


伊織 夏生:脚本家

【小物界の大物カドルッス。原作ではベネデットを強請り、そのせいで殺されてしまうのですが、今作ではベネデットと飲み歩くラストに。弱さ故罪から逃げていた彼がその罪を告白し、三人を告発する法廷のシーン。剛柔を巧みに操る水川さん、今までの柔から一転し、悔恨の念が燃え上がり、胸を打ちました。】


植松 りか(劇団花鳥風月):エルミーヌ 役

【舞台上で直接絡む役どころではありませんでしたが、カドルッスを生き生きと演じている姿を、改めて頼もしく感じておりました。男3人と絡むシーンの「検事総長どの🎵」のとこはモニター越しに聞いてて毎回笑ってました。客出しの時に私の知り合いは『これカドルッス主役の話でもあるよね』っていってました😄

本番舞台袖で凹む私に対して『凹んでる場合じゃない』と声かけてくれたのも、私の扱いをわかってる水川ならではだなぁ…と更に感心……。一緒にクロクロに関われて楽しかったです。】


キジマチカ(演劇ユニット「クロ・クロ」):メルセデス 役

【准さんは、稽古場で大抵面白いこと見つけてて、隣で心から笑えるし落ち着けるシェルターです。中身はもの凄い真面目で、筋が通って明快な、責任持って『先輩』をしてくれる人。芝居もおんなじ。何があっても大丈夫の感!そこにお茶目が混在する可愛い人(←だから先輩だっつの)】


木村 優希(演劇ユニット「クロ・クロ」: エデ 役

【水川さんの稽古場や劇場での在り方、宣伝、役を形作る技術や感性、とても勉強になりました。開演前の挨拶も、いつも元気を貰っていました。カドルッスは、深みがあって、水川さんのお芝居とあの声があったからこそだと思います。憎めない、でもお客様を物語の中核まで引っ張ってくれる重要な役だったと思います。水川さんだからこそお客様を迷いなく物語へ導けたのではないかと思います。】


田中 佑依:エロイーズ 役

【お芝居は勿論のこと、カドルッスのヘアスタイルが素敵やなぁと密かに思ってますl∀・))

是非皆さまにも見ていただきたい…!!

アドバイス頂けて本当に感謝感謝です🙇‍♀️】


友利 哲健(劇団豆狸):ダングラール 役

【水川さんは優しくて面白くてかっこよくて、常に柔らかい空気感で接してくれるお兄さんです。プランを組み立てつつライブ感も大事に出来る素敵な役者さんです!】


内藤 羊吉:モレル 役他

【准ちゃんは人柄も演技も愛と冷静の配分が絶妙なお方で、彼がいるならある程度好き勝手やっても大丈夫だと完全に頼りきってます。水川カドルッスはチャーミングで好きだなぁ😊】


森下 由美子:ヴァランティーヌ 役

【私は准さんの芝居をご所属の花鳥風月さんで拝見していたのですが、真面目なお芝居だけではなく、カドルッスのような役をとてもチャーミングに、でも胸に来る芝居をされているのを真近で観て、特に裁判のシーンで、私いつも鳥肌が立っています。】


森宮 ゆず(戯曲本舗):エドワール 役他

【准さんはとても尊敬できる先輩なんです😊😊】


米山 涼香:ルネ 役

【准さん演じるカドルッスとルネは劇中ほとんど絡むところはないのですが、にもかかわらずいつも色々なことを教えて頂いています。こんな良い先輩に恵まれて適当な芝居ができるはずがないです...。】


みんな、暖かいコメントをありがとう。

・・・みなさんのことを褒めておいた甲斐がありました(笑)

(」゚д゚)」 ミンナ、アリガトーーー!!


ちと、長くなってしまいました。

(他の方も書いてくれたら、追加するよー(笑))



さて、カドルッス。

今回は、本当に役に助けられたと思ってる。

演じていた自分ですら、あのような感じにまとまるとは思っていなかった(笑)

あの声で成立したのも、カドルッスだったから💧


そんな彼は原作と結末が異なり描かれていた人物。


飲んだくれの小心者。

自分の弱さから酒に逃げた。

「あのとき、俺が・・・」

善き隣人、エドモンを救うために闘うことが出来ず、弱いカドルッスは、見て見ぬふりをした。


そのことを心の奥底にしまい込み、犯罪者へとなっていく。


そんなカドルッスが、ベルッチオに言われた言葉。

「あなたの罪を、雪ぐのです。」


心の奥に閉じ込めていた自責の念に対し、贖罪の道を選ぶ。


でも、人はそんなに簡単には変われない。

最後のシーンは、そんな感じでした(笑)

待て、而して希望せよ!