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ドイツゲーム講座を開催しました。

2019.09.24 02:38

日本知育玩具協会・知育玩具マイスター/認定講師の船越智子です。 


9月23日に、Bandeボードゲーム会の前の時間を使って、ドイツゲーム講座を開催しました。


今回の受講者は、4歳のお子さんとご両親のご家族です。 自宅ではキャプテン・リノなど、いくつかのドイツゲームを楽しまれているドイツゲーム大好きなご家族です。地域のイベント情報掲載サイトでこの講座を知っていただき、参加を決められたそうです。 お子さんもドイツゲーム大好き!な気持ちいっぱいで来てくださいました。会場に入るなり、講師の机に並ぶゲームのいくつかを「これやってみたい!」と私にもニコニコして伝えてくれました。 


体験の時間は、お子さまが自ら選ぶこと・やろうとすることに対して、親御さん方がお子さまの決定をまず尊重して寄り添っておられるのが大変印象的でした。 お互いを名前で呼び合い、互いに一人の人として尊重される関係をきちんと築いておられる様子がわかります。


4歳ですがとても手先が器用なお子さんで、「サッカーゲーム」(フィンランド・ユシラ社)、「マーブルすくいゲーム」(ドイツ・ハバ社)、など、手先の器用さを競うゲームも存分に楽しまれました。 

 大きな箱に魅かれ、よいしょよいしょとお子さん自身で運ばれた「果樹園ゲーム」(ドイツ・ハバ社)。 可愛い果物コマをかごに入れて集めることも、みんなでカラスにドキドキしながら一緒に協力するということも、とても楽しかったようです。「もう一回やろう!」というお子さんの声が何回も(笑)。大好きなゲームは何度も遊びたくなりますよね。

 そのうち一回は珍しい「カラスの勝ち」の回も発生しました。「あ~カラスが来ちゃった~」「(カラスが)ここの木にあるの(果物)を食べたかな、これもこれも…」と、収穫できなかった果物を指しながらお話しし、ゲームの世界にぐっと入るお子さんの姿もありました。


 体験時間も残りわずかとなり、あと1つ遊んだら終わろうか、というお話をさせていただくと、「もっと遊びたい~」とお子さまからの声。 講座ではあるあるのこの状況ですが、私はまだまだ慣れません。お子さんと同様、後ろ髪を引かれる思いでいっぱいになってしまいます。  


最後の一つとして選んでいただいたゲームは、少し難し目の細かな観察力を競うゲーム「ソックスモンスター」(ドイツ・ハバ社)。 最初はお子さんも一人で戦っておられましたが、少し難し目の模様。。。負けそうになる状況を見て悔しかったのでしょう、お子さんが思わず泣きだしてしまう場面もありました。

 その状況を受け止められるお母さんは、お子さんに相談を持ち掛けられました。 「一緒にパパと競争しようか?」ママと一緒に組になって、チームでパパと戦おう!という相談です。

 真摯に受け止められるお母さんの様子と共に、気持ちも届いたのでしょうね、お子さんも快諾し、「お子さんとお母さんの連合チーム」vs「本気のお父さん」の真剣勝負が開幕! お子さんとお母さんのチームが見事勝利。「強いパパに勝てた!」というような、お子さんの誇らしげなニコニコ笑顔が再びはじけました。


 受講された親御さんからの声です。


 「果樹園ゲームは皆で協力するという点が良かったです。サッカーゲームはシンプルながらも手先の器用さで勝負が決まるので、遊んでいて楽しかったです。 なかなか試して遊ぶ機会がないので、いろいろなゲームに触れることができて、とても参考になりました。今日はありがとうございました。」 


今回の講座の内容を活用いただき、ご家庭にもぴったりのドイツゲームをたくさん迎えていただいて、楽しんで頂けたらと思います。

 ありがとうございました。