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台湾いとしこいし

2011.12東の果て。三貂角燈塔。(前編)

2016.04.09 07:00

2011年の12月は中間テストが終わった後でほっとしたこともあり、週末は割合遊びに出掛けた。せっかく台湾に来たのだから、今まで行けてなかったところにも行ってみたい。さて、どこに行こうか。

憧れの台湾最東端、三貂角燈塔にはまだ行ったことがなかったので調べてみると、どうやら台北駅から直通のバスで行けるよう。降りてからもすぐ着きそうで簡単そう。近くにはもうひとつ、前から行ってみたかった場所もあるし、歩いて行ってみるのもいいかも。

適当に朝9:30ごろ台北駅の国光客運西バスターミナル(台北駅隣の、桃園空港に行くときの大きいバス停)に行って売り場のお姉さんに聞くと、宜蘭県の羅東行1811バスの馬崗というところで降りろとのこと。10:20分に灯台に行けるバスがあるという。じゃ、それください、ということで切符を購入。

そのうちにバスが来たので、いそいそと乗り込んだ。運転手さんに、「三貂角燈塔」と書いたメモを見せて灯台に行きたいんだとアピールし、バス停についたら教えてくれるようにお願いすると、運転手さんは笑顔でうなずいた。親切だ。

席に座ろうと思ったら、「シートベルトを締めてください」との表示があったので、シートベルトを探すと、

壊れていた。


うん、使いたいけど、使えない。

そんなこんなで出発の時間になり、台北バスターミナルを出発したバスは、高速に乗ってぐんぐん進んでいく。遠くに霞む101。なんだか、「旅に出るぞ」という気分が盛り上がってきた。


台北を出て、だいたい一時間半くらいだろうか、バスの運転手さんに、「もう着くよ」と呼ばた。しかも親切にも、本来のバス停の少し先にある燈台の登り口の目の前でバスを止めてくれた。

「お嬢ちゃん、日本人!? 一人で来たのかい? 大丈夫か?」と、ちょっとドン引きされた気もしないでもないが、たぶん心配してくれて、本当に親切な運転手さんだった。お礼を言ってバスを降りた。

バスを降りると野良と思われる犬に激しく歓迎され(吠えられただけかもしれないが)、ちょっとひるむ。人影はなく、寂しい所だ。

さて、ここから階段を上るのか、でも燈台は見えんし、ここで合ってるのよね? と、きょろきょろしていると、ノーヘルのバイク二人乗りのおじさんたちに声をかけられた。変な人だったらどうしよう(汗)と思ったが、「一人でこんなところ来て、大丈夫か?」と声をかけてくれた親切な人たちだった。

「燈台はこの上であってるのか」と聞くと、上で間違いないとの答え。遠いから送ってやろうかともいわれたが、丁重にお断りすると、「もしなんか心配だったらな、燈台のところに知り合いの阿○がいるからな、そいつに聞くといいぞ」と、言って見送ってくれた。

しかし、燈台まで結構距離がありそうだ。階段もきつそう。

標識があるので、本当にここで間違いない様だ。というわけで、登山?開始。

12月、少し曇っているが天気も良く、登山道の斜面には一面のススキが太陽できらきら輝いており、風もさわやか。

途中で後ろを振り返ると、太平洋と漁港が谷の向こうに見えて、いい景色だった。


とてつもなく遠いのかと思ったが、およそ10分ほど階段を上ると、三貂角燈塔に到着した。到着して目に入ったのは、車で上がってきている観光客。そうか、自家用車だと直接上まで上がってこられるのだね…(遠目)。


(中編につづく)


三貂角燈塔

住所:新北市貢寮區福連里馬崗街38號

開放時間:09:00から16:00 月曜、祝日の翌日休み

交通:国光客運台北バスターミナルから羅東行1811または南方澳行1812で馬崗駅下車

地図:https://goo.gl/maps/Cod1E8B6pN52

がぁこ訪問:2011年12月