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東京発 滝日和

駅から滝ハイキング! 武蔵五日市駅から金剛の滝へ

2019.09.25 04:48
※台風19号の影響により10月末現在、金剛の滝〜坂沢林道〜刈寄林道は通行できない状態です。

広徳寺〜金剛の滝は通行できます。

ただ滝周辺の景観は大きく変わりました。

現在の姿とブログの写真と違うところが多々ありますが、ご了承ください。


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電車とバスを使って滝へ行くことが多い私。

乗り換えや待ち時間など事前にいろいろ調べますが、ときどき、もっと気楽に行きたいな…と思うことがあります。

駅からぶらりと歩いて滝へ行きたい。

今回は、そんなときによく訪れるコースを紹介します。



それは「秋川丘陵ハイキングコース② 金剛の滝・広徳寺コース」。

(検索するとマップが出てきます)

ここの楽しさは、地図で分かるように、いろんなコースがあること。

今回は、広徳寺を経由して金剛の滝へ行き、坂沢林道から刈寄林道へ向かうコースを歩きます。

観光や休憩を入れて、だいたい3時間程度のハイキングコースです。(所要時間は個人差があります)





スタートはJR五日市線の武蔵五日市駅。

金剛の滝は八王子市にありますが、歩いていくなら、あきる野市の武蔵五日市駅が良いでしょう。



駅の隣には観光案内所があるので、初めて訪れる方は行き方を聞くもいいですね。



まずは広徳寺を目指してハイキングスタート!




通りにはリノベーションした古民家や美味しそうな蕎麦屋さんなど、気になるお店がちらほら。

帰りに寄ろうかな…と考えるのも楽しい。

私が気になったのは、どこか懐かしい雰囲気の惣菜屋さん。

思わずコロッケとウズラの串揚げを買いました。



上町という交差点を左折し、坂道を下りて、秋川を渡ります。



ところどころに広徳寺の案内があるので、その通りにてくてく。

ここから坂道を登ります。



少し息が切れた頃にベンチが。

ここは見晴らしの良い場所で、歩いてきた道が一望できました。



ピンボケですが(笑)

ウズラの串揚げでエネルギーチャージ!

旨し!!



坂道をもう少し登ると広徳寺に到着。



立派な山門。

臨済宗のお寺だそうです。

中へ入ってみましょう。



山門の向こうに広がるグリーン。



広徳寺の見どころでもある、2本の大銀杏です。

秋にはここが黄金色に染まります。

その姿は圧巻!


そして広徳寺は、このハイキングコースの数少ないトイレスポットでもあります。

(冬期は使用できないこともあるので要注意!)



広徳寺でひと休みしたら、次は金剛の滝へ。

右の未舗装路を登っていきます。



電気柵に注意!

ここから30〜40分くらい山道を歩きます。



ぱーっと視界の開ける場所がありました。

町はすぐそこ。ここからどんどん山の中へ入っていきます。



いくつか分岐がありますが、迷いそうなところにはだいたい案内があります。

しかし、人の少ないとても静かなハイキングコースなので、地図は必ずお持ちください。

この分岐は右へ進みます。



ここまで来れば金剛の滝まで、あと少し。



谷底へ落ちるように、ぐーっと急な階段を下りていきます。

足元には十分、気を付けて!



山の中で案内があるとホッとします。

案内のとおりに進んで行きましょう。



谷底まで下りると水の流れる音が聞こえてきました…!



しかし、水の音は聞こえるのに川が流れていない。あれれ…?



…と思ったら、いつの間にか谷に水が流れて、奥に滝が見えました。



金剛の滝(雌滝)です。

駅から歩いていける場所に、こんなきれいな水が流れているなんて…と驚くくらい、滝つぼは澄んでいます。

でも、ここで終わりではありません。

滝の右側にぽっかりと空いた空洞、分かりますか?



手掘りのトンネルです!

江戸時代に修験者が掘ったと言われているとか。

水がちょろちょろ流れるトンネルをくぐると…。



金剛の滝(雄滝)です。

滝のまわりは高い岩壁に囲まれて、とってもプライベート感あり。

隠れ家のような滝です。



滝つぼが、とにかく澄んできれい。

町が見渡せた場所から歩いて30分くらいで、この秘境感。

なかなか、すごい。




滝の横でひっそりと佇む不動明王さまに見守られながら…。



お見苦しくて失礼!

足ポチャして、クールダウン。



足ポチャしながら、滝を眺め、コロッケを食す(笑)

金剛の滝、実は私のかなりお気に入りです。

駅から歩いて行ける。

訪れる人が少ない。

山登りほどキツくない。

静かに自然の中を歩きたいとき、滝の前でのんびりくつろぎたいとき、でもあまり遠くまで行くのは嫌だなというとき、ここを訪れます。

自然に包まれて、滝と澄んだ滝つぼをぼんやり眺めて…。

たまには、こんな時間も大事!



金剛の滝でまったり過ごしたら、そろそろゴールへ向かいましょう。

金剛の滝から流れる逆川は、ふだんは水量は多くありませんが、大雨や台風のあとは、この谷いっぱいに水が流れます。

そんなときは滝まで行くのは止めましょう。



案内板まで戻って、次は坂戸橋のほうへ。



この先、案内板は無くなります。

ここからゴールの刈寄林道まで、だいたい30分くらい。

基本的に沢に沿って道は続いていますが、少しでも不安に感じたら、広徳寺に戻るか、都立小峰公園へ向かうことをおすすめします。



でも、このシンプルな橋!

プチ冒険が好きな方はきっとワクワクするのでは。



シンプルな橋もあれば、橋がない場所もあります。

でもよく見ると石が並べられていて、靴を濡らさずに沢を渡れます。

それがちょっと楽しい!

そんなところが2〜3ヶ所あります。



この朽ちた橋のあたりは少し広くなっていて、森の中でのコーヒータイムにぴったり。



道が徐々に広くなるとゴールはもうすぐ。



ゴールの刈寄林道です。

この橋もなかなか素敵なんです。



自然と同化しつつある姿は、なんだかメルヘン。

絵本に出てきそう⁉︎


刈寄林道をどんどん下りていくと、15分くらいで沢戸橋のバス停に到着です。

ここから武蔵五日市駅までバスで8分。歩いて35分。

バスで戻ってもいいし、町歩きしながら気になるお店に寄ってもいいですね。


私はというと、この近くにある手打ち蕎麦のお店へ行ってみました。



その名は「小春日和」。

古民家の素敵なお店です。

昨年オープンしてから気になっていました。



ハイキングのあとは、やっぱりビールでしょ。

蕎麦屋さんですが、お通しや肴も美味しかったです。



万願寺とうがらしの冷たいお蕎麦を頂きました。

お蕎麦、旨し!  酒、旨し!!  肴、旨し!!!

あれれ、いつのまにかいろいろ並んでいますね(笑)

ひとりで昼間から飲んでいたせいか、お店の方がいろいろ話しかけてくださって、とても楽しい時間を過ごすことができました。

また来ようっと。

自分の好きな場所に、お気に入りのお店ができるのは嬉しいですね。



実は、武蔵五日市駅でこんなマップを見つけまして。

「そば 小春日和」もしっかり載っています。

この周辺が好きなのは、滝やハイキングを楽しみながら、美味しいお店、素敵な場所に出会えるから。

来れば来るほど、歩けば歩くほど、気になるお店、行きたいスポットが次々と現れるところなんです。

素敵なカフェもいろいろありますよ♪


武蔵五日市駅から歩いて滝ハイキング、そして帰りに五日市ごはんやカフェさんぽ。

ようやく涼しくなって、散策が楽しい今の季節にいかがでしょう。

おすすめです!