バイクのデザイナーの素敵なお話。
バイクメーカーのデザイナーさんのお話。ボクも聞くまではデザイナーとはバイクのデザイン、車体の形をデザインするのがお仕事と思っていました。しかし、デザイナーさん曰く、絵をかいてスタイリングを施すのではなく、どのようなモノ(カタチ)を作るのか?絵を描くより時間がかかるのがデザイナーさんの時間を割くお仕事なんだって。知らないことを聞くとホント面白い。
こんにちは、三重のカワサキのバイク屋、カワサキプラザ桑名の代表の今西です。
9月20日(金)に山梨県甲府市で開催された「バイクラブフォーラム」。いろんなパネリストが登場していろんなお話が聞けました。
その中で、今回はデザイナーさんのお話を♪
今まで僕自身もバイクのデザイナーさんってバイクの絵を描いてデザインを施していくのがお仕事なんだと思っていました。つまりバイクのコンセプトを考えているのは別に販促やマーケティングをやっている人が決めてデザインをデザイナーに依頼して・・・この流れでお仕事しているとね。
けど違いました(笑)
発想はこう。
どのようなモノ(カタチ)を作り、コンセプトを提案できるか?ここからがデザイナーさんのお仕事だそうです。
面白い当日のお話として、ホンダさんが作ったFRT223のお話。当時このバイクが発売をする前って各メーカーごとにちょっと迷っていたんだって。
何せ今までの流れと違う方向のバイクが売れてる・・・。90年代まではどのメーカーも性能を向上させ、走るバイクを作ってきました。しかし、カワサキが発売したゼファ-400シリーズから少し流れが変わってきたんだって。
そのレーサーレプリカブームの中、あえて言い方を悪くすると走るバイクではないゼファ-400シリーズ。間違いなくガンガンに走るバイクではないです。そして2000年近くになってからより走らないバイクが街中を走るようになりました。
TWブームの到来。今までの価値観とは全くの真逆であり、バイクの遊び方の醍醐味であるカスタムも早く走らなくなるようなカスタム・・・。
その中でFTR223はそんな真逆となったバイクの価値観を捉えようとした一台として発売したんだって。それの表れが。FTR223のカタログなんです。
このカタログ、FTR223が舗装道路の渋谷の街をダートに道路を変えて颯爽と走っていく姿を・・・これを考えてからFTR223を世に送り出したんだって。
最後にデザイナーさんがお話していました。
「これからの世代に響かせるデザインを作り続けたい。」
バイク業界もまだまだ夢がある世界です。
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