京都との因縁

先日、京都を巡るツアーに参加してきました。

実は私、京都は苦手なのです。

奈良や熊野は大好きなのですが、なぜか京都には行きたいと思えません。京都には神社やお寺がたくさんあるので、パワースポット好きには楽しいはずの地ですが、ワクワクしないのです。

　都会と歴史的建造物が渾然一体となった街並みが性に合わないのか、権力闘争に明け暮れた歴史に拒絶反応を示しているのか、単純に車で移動するのが面倒だからか、いろいろ理由を考えていたのですが、ある人に「過去世で、京都で焼け死んでるからやね」とあっさり答えを突き付けられて、そうなのかもしれないと変に納得してしまいました。

　現世ではっきりとしたトラウマが無いのに苦手な物や、苦手なことは、魂に刻み込まれた過去世の記憶が影響しているのかもしれません。好きなものが、なぜ好きなのか、うまく説明できないように、嫌いなものや苦手なものも、うまく説明できません。それは、過去世の記憶が影響しているから、かもしれません。嫌いなものや苦手なものは、無理に克服しようとしなくても、きっと良いタイミングで解決されると思います。

　この日も、北陸在住のツアー主催者が京都を案内してくれるということで、あまり深く考えずに参加してしまいました。ツアー主催者の方とは、伊勢で出会って、私の出雲ツアーに参加してくれたこともあり、いつかはツアーに参加したいと思っていたのです。

　雨宝院、釘抜地蔵、千本えんま堂、千本釈迦堂、北野天満宮、大将軍八神社と巡ったのですが、前半で若干気分が悪くなり、お釈迦様とおかめさんに癒され、天満宮でちょっと元気になって、大将軍の圧倒的なパワーで浄化されて、帰ってきました。

　しかしながら、帰り道では、二度、自転車が飛び出してきて、危うくぶつかりそうになりました。京都は苦手というより、合わないのかもしれません。そういえば、「京都には行かない方がいいよ」と忠告されていたのを忘れていました。当分、京都での光の龍ツアーは開催できません。京都市から離れた、元伊勢ツアーは今年中に開催したいとは思っています。久しぶりに、比沼麻奈為神社に行きたいんですよね。

いつもありがとうございます。

見えない世界を伝える神社ナビゲーター

市口 哲也