Beyond myself
2週間、自分のためだけの時間を過ごしました。
この時間を与えてくれた家族、特に夫には感謝でいっぱいです。
パニックに陥っていたわたしを支えてくれた友人にも、心から感謝しています。
ありがとうございました。
もう一度同じ時期にマルタに留学したい! 次は完全に一人の部屋(もちろん鍵付き)でクーラーが付いた部屋で!!(笑)
マルタでの2週間は、「家族がすべて」のわたし自身と向き合い、この先の人生をどう生きていったらいいか、語学もさることながら哲学的なことを考える時間に恵まれました。
就活の話の流れで、「お母さんの人生を俺は生きていない、俺は、おれの人生を生きる」と、長男から言われ、言いようのないショックを受けました。これまで大事に育ててきたのに、とんでもない子に育ってしまった。わたしの子育ては間違っていた、と自分を責めました。同時期に、次男も第一志望校に通らず、浪人して再チャレンジせずに進学すると。ダブルショックでした。
わたしの存在意義はなんだったの? 空の巣症候群(Empty nest syndrome:子どもが家を出たり結婚したりしたときに、多くの女性が感じる憂うつで不安になる苦しみの一般的な信念を表す言葉である)になってくれ、と言わんばかりのこの経験。でも、こう言ってくれた息子たちのおかげで、泣きたくなるほど寂しい一人の夜に向き合うとても大事なテーマとなりました。
わたしの人生を歩む。あなたはあなたの人生を歩む。じゃあ、これから家族でいる意味ってないわけ? この先一人で何ができるの??
家族の数だけそのカタチが違うと思います。(同じである事は気持ち悪いですよね(;'∀'))
夫が息子の就活の際に「どんなことがあっても応援している」と言っていました。(わたしが辛いときにも、ポジティブに応援してくれます)美味しいところ持って行くわね、この人(笑)と思っていましたが、偽りのない本心。息子の人生に興味がないのか? と初めは思いましたが、一線を引いていることがわかった時、わたしは夫なりの愛情であり、自分にもそういう線があるのだろうなと思いました。(ほんとのところは確認していません(笑))。
わたしがマルタで苦戦していたとき、長男から一通のLINEがきました。
「元気にお過ごしですか?」
たった一行に不覚にも涙がでてしまいました。
この子を大事に育ててきてよかった。もう、わたしの手から離れ、わたしが心配される番だ(笑)とある種の安堵を味わいました。
見守る立場から、見守られる立場。なんとも不思議な感じでした。
ひとつ分かったこと。いっしょに暮していなくても、家族は家族。それぞれが独立しながら、家族に思いをはせる。それでも家族であることは変わらないということ。むしろ、離れて「自分を生きている」から感じられる機微もある。
人生100年時代。まだ収入を得られる仕事は決まっていない(;'∀')。
あせらず、じっくり「わたしがわたしでいられる」仕事を、生き方を探します。
Peace begins with smile!