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「宇田川源流」 【土曜日のエロ】 本日は個人的な話で友人「毛の商人」高須基仁氏との思い出話

2019.09.27 22:00

「宇田川源流」 【土曜日のエロ】 本日は個人的な話で友人「毛の商人」高須基仁氏との思い出話

 今週はブログの方はすべて「大河ドラマ」の「麒麟がくる」の話で、明智光秀と、明智光秀に関する地元の人々の現在の町おこしの内容などで、話をしていた。本当であるならば、小泉進次郎の「セクシー発言」などを取り上げた方が、皆さんにとっては良かったのかもしれないが、しかし、まあ、私自身がどうも様々あってあまりニュースに関することを書きたくなかったというのが最も大きな理由かもしれない。

実際にニュースに関しては、様々あって、8月末から今週までかなりいろいろあったという気がする。フランスでのG7、横浜のアフリカ開発会議TICAD7 そのあとに組閣、そして今週は国連総会。個別の内容でもアメリカのボルトン補佐官の更迭や、イランとアメリカとの情勢、フーシ派のサウジアラビア爆撃や、香港の民主化デモ、ついでに言えば、韓国の「玉ねぎ男」の法務大臣就任と、それに検察の捜査。まあ、一つについて二つくらいずつ書いても面白い内容である。千葉県の停電はいまだにまだ完全ではないし、そのほかに、山梨での小学生の行方不明に、茨城県での殺人事件と、かなり豊富な内容だ。

行方不明と殺人事件は、まあ、別にしても、本来日本の外交だけでこれだけの話があり、内政であっても、消費税や社会保障、教育、少子化など課題を挙げればきりがない状態であろう。その外交であったもこれだけありながら、では、韓国以外で野党諸君が何か「日本国のためになるコメント」を出したであろうか。本当に面白いことに、外交ということに関しては野党は何も言えないし、日本国に関する内容も何もない。はっきり言って、「外交がロクにできもしない人々に政権を任せられるのか」ということが非常に大きな課題であろう。「国家観」や「国の未来」ということが全く見えないので、若者からの支持が全くないということになるのである。そのことにいまだに気づかない人々は、せいぜい「セクシー発言」くらい、つまり「発言の揚げ足取り」しかできない状態なのである。まあ、日本の政治の劣化というのはこのようなものかと思う。


さて。本来はそのようなニュースがあるのに、全く触れなかった。まあ、来週以降ゆっくり解説しようと思う。今日は友人の死について。

「毛の商人」高須基仁さん死去、71歳 肺がんが脳に転移 ヘアヌード仕掛人 

 ヘアヌード仕掛け人として知られ「毛の商人」の異名を持つ出版プロデューサーの高須基仁(たかす・もとじ)さんが17日午後9時33分、がんのため亡くなった。71歳だった。天地真理、藤田朋子ら多くの女優のヌード写真集を手がけたことで知られ、70歳を過ぎた後もモッツ出版社長としてプロデュース業を続けてきたが、今年5月頃に肺がんが判明。脳に50か所以上転移し、晩年は歩行もままならない様子だった。

 エロの世界に生きた名物社長が逝った。高須さんの体調に変化が現れたのは今年5月。健康診断で撮った肺のレントゲンに影が写った。呼吸もしにくい状態が続いたため再検査。結果、小脳にも転移していることが判明しステージ4と診断された。

 静岡県掛川市出身で中央大学時代は学生運動に傾倒。卒業後はおもちゃメーカー・トミー(現タカラトミー)でヒット商品「プラレール」「UNO」などに関わった。だが42歳の頃に胃がんが判明し、胃の3分の1を切除した。リハビリの末、復帰後に踏み入れたのがエロの世界だった。

 天地、藤田のほか大西結花、島田陽子、西川峰子、女流棋士・林葉直子さんらを口説き落としてヘアヌード写真集を出版。藤田は後にトラブルへと発展したが、話題作を次々と世に出し「毛の商人」との呼び名も。新聞や週刊誌などで連載を抱える一方、秋葉原のメイドナンバーワンを競う「萌えクイーンコンテスト」や「熟女クイーンコンテスト」も主催するなど、独自の活動で固定ファンを絶やさなかった。

スポーツ報知2019年09月18日15時16分

https://topics.smt.docomo.ne.jp/article/hochi/entertainment/20190918-134-OHT1T50084

 さて、私と高須基仁という人をご存じであろうか。正直に言って藤田朋子、島田陽子、西川峰子、林葉直子といっても、今の若い人ではあまりピンとこないのではないか。

あまりよろしくない筋の紹介で、そのまま仲良くなったのであるが、まあ、態度は良くないし、言っていることはエロしかないという人であった。まあ、なんというか、ここの記事にも書いてあるが、中央大学(私の先輩にあたる)の時代に学生運動を行っていた。その学生運動を行っているような人というのは、単純に、「他の人よりも過激なことをする」ということが自分が目立つことだと思っている。そして、左翼運動をしていた人々というのは「権力に逆らうこと、そして、法律などの枠を破ること」が自分たちの使命と思っている節がある。そのために、「ヌード写真集でヘアを出してはいけない」というような基準があれば、その殻を破ってやってしまう。そして、そのエロが徐々に過激化してゆくというようになる。

まさに彼の内容はそのようなところではなかったかという感じである。それがこれらの人々のヘアヌード写真集であったと思う。見ている我々は、いつも「興味」と「エロ」で見ていたが、高須氏はいつも「本気」でエロを追及していた。

一度驚いたのは「エロこそ人間の本質を表すものである」ということを強く主張していた。「エロを封印している今の社会や政府は、人間の本質を隠しているから話にならないのであり、良い政治にならない。人間が人間のための政治をするのであれば、それは人間の本質をさらさなければならない」ということを、十年くらい前に酒を飲みながら話をしていた。「人間は裸になってこそ価値がわかる。特に女、女は裸が最も美しい。裸の女の美しさがわからない奴は、根本的にダメな男なんだよ」という言葉も、なかなか深みがあった気がする。

当時、彼の事務所は浅草の近く田原町のビルの上にあり、その近くで飲んでいた時にこのような会話をし、また、写真集にならなかったこれら女優、また女優だけではなく一般の女性のヌード写真を見ながら様々なことを語ったものである。

現在の「土曜日のエロ」は、ある意味で高須氏にヒントをもらったようなものである。実際に「エロ」を「人間の本質」ととらえ、それで経済や法律や政治を語るというのは、あの時代、親しかった時によく言っていたような感じだ。実際にあのような「かけ離れた二つのカテゴリーをうまくつけて話をする」というのはなかなか面白かったのではないか。そのことを飲みながら語っていた時代は楽しかった思い出である。

高須氏のご冥福をお祈りします。 合掌