イベント報告:森歩きで二十四節気を楽しもう! 秋分 ~秋を五感で感じよう~
二十四節気の一つ、「秋分」は、夏の暑さはやわらぎ、少しずつ秋の気配を感じる季節です。
秋分の日の翌日の9月24日に秋の気配を五感で感じていただきました。
草地に入っていくと、さっそく目のパワーを使ってバッタを見つけました。
捕まえて顔のアップを見たり、バッタの耳を捜してもらいました。
チカラシバの穂を使った遊びを紹介し、
実際に手のパワーを使って、手の中に入れてやってもらいました。
いつもクワガタのいる木では、木を揺らして落ちてきたクワガタを手に乗せて、
「久しぶりにクワガタを触った」と子供の頃を思い出されていたようでした。
カツラの木の下に行くと、甘い香りが漂ってきます。
薄黄色になったハート型の落ち葉から匂ってくることを発見し、
皆さんは落ち葉を拾って、鼻のパワーを使って甘い匂いを楽しんでいました。
森の中に入るとまだまだ蚊が多く、夏の名残りを感じました。
タカノツメの葉っぱを揉んで、刺されたところに擦るとかゆみがとまって
「タカノツメのかゆみ止めの効果がすごく効いた!」(*注、あくまで個人の感想です)
というお言葉をいただきました。
最後に、ガマズミの赤い実を口の中に入れて、
爽やかなすっぱい味で秋を感じていただけたと思います。
参加者の方々から
・葉っぱをかじったり、においをかいだり、タイトルの通り五感をたくさん使えた。
・トヨタの森に通い始めて1年経ち、普段の生活でも自然に対するアンテナが立ってきたと思う。
・ハギの花やススキ、クリのイガが大きくなっているのを見て秋が来たなぁと感じた。
と嬉しいお言葉をいただきました。
今の季節の森は一日一日で移り変わってきます。
そんな森に来て「自分だけの秋探し」を見つけに来ていただけたら嬉しいです。
(文 ひげさん、写真 ちーちゃん)