分からないことをどうするか。
基本的な、分からないことに対する
戦略として何をするか。
究極、真髄はここにあると思います。
そして、それについて根本的なことを
改めて確認しておきたいと思います。
まず、モチベーションについて。
これは、毎日やるしかない。
やる気が出るまで待つとか、
そういう緩い考え方は
常識的に考えて存在しない。
毎日やるから、自分の不足点や
成長点を認識でき、それゆえに
人は動機付けを得ます。
行動なしに気持ちは
ついてはきやしないのです。
次に、分からないことを
分かったことにしないこと。
ある程度勉強できるようになると
丁寧に調べたり、間違ったことを
赤で直したりしますが、
それが作業化してなんも頭に
入ってない、あるいは、
頭に入ったかどうかの
チェックがおろそかになっており、
要は見直しをしていないのです。
賢い子はそれで頭に入りますが、
同じように、理解力の面で
不足している子がその方法をとっても
差は開く一方なのです。
成績が中の上止まりの子は、
このような方法を取る「真面目な」子
が多い印象があります。
以上2点。
これができていないというのは
一般的に成績が上がりにくい
代表的な学習法であると言えます。
特に曲者なのは後者の方です。
反射的に赤で直す、
反射的に調べた情報をそのまま書く、
反射と書いているのは、
それが無意識的に習慣化しており、
それこそが学習だと信じてますし、
なかなか自力で方法を見直すという
ことをしないからです。
絶対伸びないです。この勉強の仕方は。
特に、分からないことの比率が増える
高校での学習においては。
中学生は全体でテスト対策が多かったので
学習法を改めて個々に確認していました。
勉強は解くことが主役でなく、
理解して、頭に落とし込む方が
メインになります。
変な学習癖が付いている子は、
これから指摘をして改善させてゆきます。