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ふらっと旅人 / Flat Tabibito

46億年を体で感じるDeep time walk〜シューマッハ・カレッジの時間〜

2019.06.25 07:02

シューマッハ・カレッジの時間

【Deep time walk 

(でぃーぷ たいむ うぉーく)】


はい、今日は地球の歴史46億年の長さを、全身で感じようぜぃ〜!!の時間です。



以前、北海道の富良野自然塾で「地球の道」という名前で、恐らく同じプログラムが提供されているのを雑誌か何かでみたことがありました。


「一度体験したいなぁ〜」と思っていたのですが、まさか、本家本元が体験できる機会に巡り逢えるとは思ってもいなかったので感激です✨


46億年を感じる



ジャ、ジャン!(クイズ番組風)


さて、突然ですが、


私たちの住んでいる星、地球は今年何歳を迎えるか、知っていますか?


答えは、46億才です。



去年でも、来年でも、ケタが大きいので、四捨五入したら46億年になると思います(笑)。



途方もない単位で、

感覚的に分かりませんよね💦



Deep time walkでは、この46億年という時の長さを約4.6Kmに起きかえ、その道のりをハイキングしながら、地球のたどってきた歴史を体感的に振り返ります。



460mではなく4.6kmなので、すっっごく長い訳ではないけれど(皇居1周が約5Km)、何度も立ち止まっては説明があるので、長く感じます(笑)。



この講義は、カレッジの敷地を飛び出し、バスに乗り30分弱先にある、海岸線のハイキングコースで行われました。

ステファン先生、スタート地点の駐車場で、おもむろにメジャーをポケットから取り出して、「僕たちの一歩って、だいたいどのくらいの長さだろう?」と測り出しました↓↓


10億年     → 1Km

1億年       → 100m

1000万年 → 10m

100万年   → 1m

10万年     → 10cm


本日の一歩(皆んなの平均値で、だいたい50cm)は、50万年です。


超光速で、年を取っていきますよー。

もう、何回生まれ変わったことか(笑)



地球という星が誕生するところから、ウォーキングとともに、ステファン先生の講義が始まりました。


一歩進むたびに、約50万年が、

グングン過ぎて過ぎていきます。


光の速さも追いつけるの?!と、ビックリするような、半端のない時の流れです…。





■コース設定が絶妙!


ステファン先生のウォーキングコースの設定も、また絶妙な職人技なのです。


はじめは、 

芝地が広がる牧草地を歩いていました。


しばらくすると、

地球上に水が誕生するという場面(年代)にやってきました。


すると、なんということでしょう〜。


私たちが歩みを進めるウォーキングコースの前方の視界が開けてゆき、目の前には、だんだん、だんだん海が広がっていきます。



気がつくと、視界180度は大海原!!!

にくい演出ですっ。



うわぁぁあ、水だ! 海だ〜(感激)!!



と、集中して耳を傾けていた水の誕生した話と、視界に広がる光景がリンクし、ズシーンとインパクトを受ける訳です。





■座学なら、つまらないシーンも…。


「生命」の誕生といっても、歴史が早い段階では、まだ微生物が誕生するシーンです。


このあたりは、理科の授業でも「地球に生命が生まれた時なんだ!」と、そのインパクトに一瞬関心は持つけれども、その後の、生命が光合成を始めた時や、海から陸に上がった時とか、次第に、どうでも良くなってきてしまうんですよね(笑)。


何より、ただ教科書をペラペラめくって終わってしまうことが多いから。



しかし、

こうやって、身体を動かし、アップダウンのある丘を歩きながら学ぶことで、私たちは「時間の流れ」を体感しているのです。


今、自分たちが体感している時間の単位は「1時間、2時間」であり、決して「●万年」や「●億年」ではないですが、


全身を動かして学んでいるので、

腑に落ちる具合が違います。




■イベントのない10億年らしいけれど…。


先生が、

「Bad news(悪いお知らせでーす)!」



「この先の10億年間は特に大きな変化は出てきません。だから、ひたすら歩くのみ!」


と。



なので、ただ思い思いに歩くだけ。



歩きながら妄想が始まります(笑)。



10億年もの間、

何も起きなかったって、本当に?!


人間が発見できてないだけで、もしかしたら大変化があったかもしれないじゃん!


と思ってみたり、


変化がなかったとしても、10億年分の何がしかの資源の貯金が地球にはできているよね、


と思ったり。




色々と考えを巡らせていました。




こんな立体的な感覚や、知的な妄想(?)は、教科書を読んでいるだけでは絶対に生まれないな〜と感じました。



そうは言っても、ステファン先生、やはり楽しい「体験的学び」を用意してくれていました。


↑これ、「えいえいおーっ!」と円陣を組んでいる訳では、決してございません。


細胞膜を持つ生物について体験的に学んでいるところです。


…詳細は、忘れました(笑)。


が、


自分史上最高に楽しい、

細胞についての学び方でした!



感動の小休止


途中、小休止をしました。


海が眺められ、傾斜になっていて、寝ころぶには最高の条件。


皆んな、次第にバタバタ倒れだす。

(一応、講義中    笑)


ステファン先生は、

むしろ、これも学びの時にしてくれました。


転がる私たちに、ステファン先生が語りかけます。

「皆んな、目をつぶってみて。」


少し間をおいてから、


「僕たちは、重力により地球に引っ張られて、こうやって大地にくっ付き、寝ているよね。


けれど、こう考えてみるのはどうだろう?


地球が僕たちのことを愛してくれている。

掛け替えのない存在だと思ってくれている。


だから、宇宙空間に、大切な僕たちが放り投げられ無いように、抱えてくれている。」


英語では、「僕たちにキスをしてくれている」と言っていたかもしれません。



それを聞いたら、なんだかジーンと来てしまいました。


そんなお伽話みたい!

くさいなぁ〜。

メルヘンだなぁ〜。


人によっては、そう思うかもしれません。


けれど私は、


親の深い愛


のようなものを感じました。


だって、人間たちって(私含む)、もう地球上で、好き勝手にやってるじゃないですかー。


ほかの生き物たちを次々と絶滅に追いやったり、資源を片っ端から食い潰したり、もう破茶滅茶に、やりたい放題。


けれど、そんな放蕩息子(娘)でも、しっかりと地球上に存在させてくれている。


宇宙空間に、

「出てけっー💢」と放り投げたりはしません。



地球、本当にありがとう。

そして、ごめんなさい。


そんな思いが出てきた、ひと時でした。



〜〜〜〜〜〜


ちなみに、ステファン先生は、ガイア理論を発表したジェイムズ・ラブロック氏の愛弟子です。


ガイア理論を、一言で簡単に説明するなら、「地球はただの無機的な岩の塊ではない。命が生み出され続けている場所なのだから地球自体も生きものなのだ。」という考えです。


それまで、「地球=命のない岩、鉱物」だというのが当たり前の定説だったので、物議を醸し出しました。

未だに、賛否両論ではありますが…。



■衝撃のフィナーレ


何度も止まっては歩くの繰り返しなので、次第に疲れてきて、頭に入らなくなってきます。


そういう頃に、

インパクトのあるフィナーレがやってきました。

先生の手元には、

蛍光グリーンの30cmくらいのモノサシ(定規)。


それを地面に置き、語り出す。


人類が誕生したのは、ココ。


産業革命が起きたのは、ココ。


センチ単位の細かい目盛りを指して説明していく。


そして、気候変動が起こり出したのは、ココ。


今はココ。


と、近寄らなければ目盛りの差が分からない程の、微細な目盛りの動き。


けれど、


地球史上最大の負荷が、

この間に生み出されているんですよー、皆さん!!


4.6kmの中の、ほんの30cmの間で…。


このウォークを始める前から、地球の歴史の流れは、学校で「お勉強」して、知識としてある訳なので、だいたい最後はこういうオチなんだろうなと予想はついていた訳です。


けれど

けれどね、


やっぱり4.6kmの道のりを歩いて、

その間にアップダウンがあり、

色んな風景の変化があり、

先生の説明があり、


肉体的にも脳ミソ的にも、

「時の流れ」を体感してきたワケです。


「あぁ、地球の歴史って果てしなく長いんだなぁ」って。


そして、4.6kmの最後のたった30cmくらいで人類が誕生し、地球上の資源を食い荒らし、好き放題やっているワケ。


もう

「人類は極悪人だ。」

という衝撃が、

いつもの1000倍増しで感じる訳です。




この先は、先生は特に語りません。


その先を感じたり、考えるのは各々の自由だから。


私は、つい、やっぱり人類が消えるのが地球にとって一番良いのだろうな〜と思ってしまいがちなのですが、本当に不要な存在なら多分、とっくに消滅しているはず。


ウォークの途中の休憩で、みんなで芝の上に寝転がった時、先生が私たちに語りかけてくれたことを、改めて思い出します。


「自分たちが地球に重力によって引きつけられているのではなく、地球が私たちのことを愛しているが故に、宇宙空間に放り出されないように引き寄せてくれていると考えたらどうだろうか。」


人によっては、なんてメルヘンな!と思うかもしれません。


まぁ、地球の重力がなぜあるかなんて、本当のところ誰も知らないんだから、どう思っても良いですよね。


Mather nature, 母なる大地。

という言葉が存在するように、私たちの足が着く大地は、マグマが巡っていたり、エネルギーが動き、命が生み出されるところ。


「愛」があっても、おかしくはないのかもしれません。




ともかく、今までと違う地球の歴史の学び方に、良い意味で、とても衝撃を受けました。



これ日本でもやってみたい!


自然豊かなところでやるのも良いけれど、あえて、東京のど真ん中、皇居の周りでやるのも斬新かもしれません。


やることを前提で、ディープタイムウォークキットも買ってしまいました(笑)



1人で、どこでもディープタイムウォークが楽しめる、アプリも開発されてるみたいです。


★Special thanks★

この投稿で使用した多くの写真は、シューマッハカレッジで共に過ごした仲間が共有してくれたものです。深く感謝いたします!