S-Column 「明日なにを知って生きていく」
2015.06.05 02:47
「テレビや新聞の報じない情報を得たい」そんな思いが生み出したインターネット検索社会は思わぬ課題を残した。それは市場のそれよりもはるかに熾烈とさえ思える情報の「自由競争」だ。
誰もが自由に情報発信でき情報に評価を与えることのできる情報社会では、閲覧や支持をより稼いだ情報がより人目に付き閲覧・支持されるというサイクルが生じる。
情報発信者に求められるテクニックは早さや目立つアプローチとなった。声を誰より先に、誰より大きくあげた者が周りより一歩先に立てる、そんな社会になったのだ。
情報化以前はどうだったろう。
トップダウン型のメディアが選択した情報を受け取るわたし達は適度に均一化された情報を受け取ることができ、そこに選択能力は必要とされていなかった。
インターネットが発達しトップダウン型メディアの影響力の低下した社会で、私達は今や選択せずに情報を摂取することはできない。
思い思いにあちらこちらで発信者が声を上げるこの情報社会、私達は明日どの情報を選択し生きてゆけばよいか。