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森の中で思うこと:Eテレの番宣だってしちゃうぜ

2019.09.29 05:20



ここ1週間 完全にストレスフリーな生活を送らせてもらっています


美しい自然の中を ちょろりと散歩したり

あとはだいたい本を読んでいます


八ヶ岳の麓は もう秋めいてきていて

見上げれば真っ赤な葉っぱを発見できたり

メルヘンな色味のきのこに出会えます


かわいい子鹿を見かけたり

美しく広がる白樺の森を見ると

いつかこんな森の中に暮らせる日を夢見ずに入られません




ヨーロッパであれだけ歩き回っていた日々が信じられないほどにのんびりしているので

どこにそんな要素があるのか信じられないけれども


酷めの風邪をひいたり

得意のクチビルのヘルペスを2つも作ってしまったりと

驚くほど一気に波がやってきて笑えてしまう今



改めて

気候変動について

中東の抱える問題について

その他の社会問題について学びたくて仕方なくて

本を読み漁っています


勉強は苦手なのでわかりやすい本を選んで




読めば読むほど

今 同じ時を生きる人々に降りかかっている 

途方にくれてしまうような現実に目を向けなければ

という焦りが私を取り巻いていきます



ナチスドイツが強行したホロコーストを

おじいちゃんおばあちゃん世代が防げなかったと同じように

ルワンダやカンボジアで起こったジェノサイド(民族虐殺)を

お父さんお母さん世代が防げなかったと同じように

パレスチナで起こっていることも

中東で起こっていることも

私たちもまた ただ時が過ぎて歴史になることを待つのでしょうか



昔と違って 私たちは 情報を仕入れ 「NO」と声をあげられるというのに



まずは関心を向けることが 

すぐに

そして誰にでもできること



***


ちょうど昨晩 Eテレで 日本に暮らすトルコ人家族が特集されていました


難民認定を受けられず(ということはあらゆる措置を受けられません)

宙ぶらりんの 市民権を持たないまま真っ当に働くこともできず

パパは自国での拷問と 日本での辛い生活が原因で自殺し

残った家族は 絆を大切に生きている様子がありました



私が出会った ヨルダンで暮らすシリア人難民の家族と同じように

苦しい状況を 彼らは抱えていました


彼らは定職に就くのが難しく

安定した収入を得られないことが一番の難題でした

と言ってもそれはヨルダン人も同じなのですが




日本で 難民認定を受けることの難しさや あらゆる規制の中で

見張られるように生きなければならないこと


期限も分からないまま

いつ危険の及ぶ母国に送り返されるかも分からない恐怖を抱え


何かとあれば

牢獄のような収容所に入れられる可能性を抱きながら生活せねばならないこと


人権も守られない状況に 心を壊す人も多いことを思うと

もしかすると彼らはヨルダンに逃げていた方が

笑顔でいれたかもしれません





期限も分からず

理由も分からず 釈放されるなど

シリアやイラクで収容された経験のある人が話してくれたことと

日本の入国管理局の収容施設で起こっていることに

共通点があることに驚きます


収容所が清潔であることや

家族と連絡がとれること

自死や病気でなければ殺される心配はないこと

は大きく違うのですが


でも国連が「人権を侵害している」と勧告するほどの状況が

この国にもあることは やっぱり悲しいです




想像をする というのは平和の種を蒔くことです


それは学校でも職場でも家庭でも同じこと



わたしはそれが世界平和に繋がると信じています




さて勝手に番宣です

そのEテレの再放送があります


ETV特集 アンコール「バリバイ一家の願い~“クルド難民”家族の12年~」

10月3日(木)午前0:00-1:00


N国の変な発言が 嫌で仕方ないので

もうNHK応援しようかな←