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ヨーガのある暮らし

インド留学期:やっぱり避けられないインドの洗礼

2019.09.29 16:56

 

初インドは6年前、2013年のことでした。

インドの猛暑についての認識がないまま、真夏のリシュケシの炎天下に飛び込む。暑さに目がくらむ中、身体にかける為に手にしていた水を一口飲む…

その3日後にうだるような猛暑の中、未だかつて経験したことのない悪寒に襲われる…その後体温計の計りが振り切れるほどの高熱を発する。

しかしそこは救急車も通れない橋の向こう側。

数日友人の看病と、往診医の診察にて闘病。その後やっとバイクに乗れるようになってから近くの病院で点滴治療。

 

これが最初のインドの洗礼でした。

路上のガンジス川の水を飲んでしまったのです…。

 

しかし回復後は、ある意味無敵というか、何を食べても飲んでも体調を崩すことなく日々を過ごすことができるという免疫をゲット。

しかしこの免疫、一度帰国すると効果がないようで…。

 

その後もインドに来ると、その期間中必ず1度は下痢を経験します。

 

ロナヴァラでのDYEd留学中も、水にあたり1週間ほど寝込みました。

この時は下水管理が原因の集団感染。

 

水は現在寮の水を、ブリタの浄水器を使用しダブルフィルター体制。

インド生活も長くなってきたので、「もう大丈夫でしょ」と思っていたのが甘かったです。

今回の敗因は…生ピーナッツではないかな?なんて思っています。

 

水、油、牛乳、ラッシー、生ジュース、路上のカットフルーツ…等は要注意です。以前シュガーケーンジュースを作る機械を牛さんが舐めていたのを見たことがあります…そういうレベルです。

 

しかし毎回このハードな洗礼(下痢という名の笑)を受けて思うのですが、洗礼の後は非常に体調が良くなるのです。

身体的にもですが、精神的にもスッキリ爽快。余分な焦りが解消されます。

強制的に「休息」を余儀なくされることで、リセットされるような感じです。

ついついキャパ以上に物事を行おうとすると、インドは見逃してくれません。すぐさま洗礼がやってきます。

 

今回は熱、下痢、頭痛が1日ごとに3日間にかけて起こりました。

2日目にはキャンパス内のヘルスケアセンターへ。

待ち時間が長過ぎて、逆に体調悪くなり点滴をすることに。

私服の女医さんが携帯電話を使用しながら点滴準備。

手指消毒もおそらくなし、手袋なし。

駆血帯を巻かずに、手背の血管に太めの翼状針を使用。

案の定失敗したにも関わらず、しつこく血管内に針をぐりぐり…

肘でお願いしますといってもなかなか応じず…

抜いた針をもう一度使おうとしてきます…

 

ここは黙っておれない!!!感情を押さえながらも、懇願。

どうにか伝わったようで女医さんはしぶしぶ新たな針を準備。

肘の血管をみせると「いい血管してるじゃない」とやっと乗り気に。

駆血帯も使用してもらい成功。

 

体調が良くなったのか悪くなったのか分からないヘルスケアセンターを後にしつつも、4日目にはほぼ完全回復。

 

回復し始めてからは、急激に体調が改善。

どれもこれも友人の助けのお陰のように思います。

連日のお見舞い、病院への付き添い、寮でお粥を作ってくれ、食事の差し入れ、買い物の手伝い、寮への周知、そして「みんなで早く治るよう祈ってるから。」との声かけ…その祈り、本当に効くのです…。

インドでは、本当に友人を家族のように大切にしてくれます。

困ったときの爆発的な親切さ…。

 

周囲に迷惑をかけないためにも、体調管理今一度引き締めていこうと思います。

 

あるインド人の友人が言ってくれた言葉:

「インドに来て、本当の友人を見つけたらもう君はほぼ成功したってことだよ。」と。沢山の友人という意味ではなく、信頼できる友人という意味。

 

インドの時におせっかいとも言えるレベルの助け合いの精神…

少しずつでもお返しできるよう精進していこうと思います。

 

今日はやっとバイクも到着。

徐々に外の世界にも飛び出す準備が出来てきています。

そして徐々に「予定」というものも出来て来て、それもまた愉しく思います。

 

さあ、来週に向けて準備万端です。

ゆっくりと発進していこうと思います。