No.947 杉の内谷 国見谷
メンバー:IK、SK、KH
9/28
4:00 手鎌出発
7:10 S谷駐車場到着
7:40 入渓
9:00 K谷二股
11:00 K山コル
12:00 右滝懸垂
16:00 K山主尾根
16:40 S谷駐車場
21:40 手鎌
今回はS谷右滝。
前回のS谷中央滝からの下山時に見えた大滝を目指す。
前日に宮崎地方では大雨が降ったとの情報。今回も大雨警報が出ていた中の遡行となった。
駐車場に着き、大滝を見上げると3本の白い飛沫が見えた。前回のチョロ滝とは大きく表情を変え、大滝らしくなっているではないか。
さっそく、入渓。
増水していて急流となっている。
前回の中央滝の分岐を右に進行すると、両岸切り立ったゴルジュ地形となりCS滝が連続する。
1本目はショルダーで登り、2本目は右を巻く。
その後、ゆるやかな渓相となって右滝とK谷の分岐地点につく。右滝(左俣)の方が水量がやや多い。
右滝を遡行するか、K谷を詰め上がるか、しばし悩んだが、今回は条件が悪いのでK谷を詰め、S谷右滝を懸垂で降りることとした。
沢幅も広くなり大きいゴーロ帯を上がるとK谷二股に着く。
地形的に左俣が面白そうなので、左をchoice。
小滝や滑滝が続き、飽きることなく高度を稼ぐと、なんだか霧の中に黒い物体が、、、
だるまの腹のような滝&壁が行く手を阻む。
この標高では東西一帯が巨大な岩壁となっているようだ。
右へトラバースし、岩壁の右端岩稜を登り、K山コルへと詰めた。
稜線の程よい倒木ベンチでランチタイム。
さぁ、これからが本番の右大滝下降だ。
まずは、上部二股の中央リッジの植林地帯を下る。
よくこんなところに植林したもんだと感心しながら下ると、リッジが終わり、上部右俣の沢へと懸垂で降りる。
登れそうな15m滝下にピンポイントで降りる。
その下にはすぐにゴルジュ滝。程よい倒木を支点とし懸垂。
さらに下ると大滝らしき落ち口へと着く。
ガスっていて落ち口から下部の状況が分からない。50mロープの先にビニール袋を巻き、下部の状況を観察すると、末端は下のGLまでついてそうだ。
IKが先行して懸垂で降りる。SK,KHと続く。ロープ一杯ちょうど50m滝だった。
ロープを回収し、少し下るとまたもや滝の落ち口へ。
これはさっき降りたものよりもでかい。
一瞬ガスが抜けた隙に、下部の状況を見る。
どうやら下はV字のようになっていて、そこに水が落ちているようだ。
しかし、高低差があってロープ50m×2では到底足りそうにない。
ドリル&ピンはもってきたが、状況があまりよくないので左岸側のブッシュ帯に逃げ、懸垂で降りることとした。
50m懸垂、25m懸垂をして沢に復帰。
上部は両側岩壁のV字樋状の地形になっていて、そこに先ほどの滝が落ちている。
V時谷はプロテクションもとれそう。次回はここを上がってV字の上部へと詰めると面白そうだ。
ここからは沢沿いを下る。数回短い懸垂をするがとくに難所はない。
右滝とK谷の分岐から前回降りた主尾根に上り込み、下山。
次は右滝を詰めて左滝を降りるか!
などと話は盛り上がり、帰路に着いた。