股関節形成不全
2019.09.30 11:03
股関節形成不全は関節の形が生まれつき悪く、歩く度に骨が神経に触って強烈な痛みが出て、痛みによって歩けなくなる病気です。
ほとんどの場合、両親や先祖から受け継いだ遺伝が原因です。
原因が分かっているので、単純に良い股関節の犬同士を掛け合わせていけば股関節形成不全は出なくなります。
ヨーロッパではそのようなブリーディングをして良い結果を出しています。
OFAという検査機関が有名なアメリカでは推奨するブリーディングモデルがあるものの、徹底していないため、一部のブリーダーのみで結果を残す程度となっています。
日本はJAHDという検査機関がありますが、あまり普及していません。
ですので、売っている子犬の情報を見てもそういった記述はほとんど見られないと思います。
ブリーダーとして出来ることは
ただ、ルールに乗って検査をし、合格した犬だけを繁殖すること。
ただ、それだけ。
でも、日本の現状があまりにも良くないため、ただ、それだけのことを貫き通すことが大変難しい。
さらに、股関節の問題だけでなく、
性格
毛質
大きさ
毛色
顔のタイプ
遺伝子の多様性
その他のたくさんの病気
等
たくさん、たくさんあります。
これらをバランスよく選んでより良い犬質を目指して繁殖をしています。
プレジールは特別ではありません。
ブリーダーとしての仕事をしているだけです。
これらの努力を理解し、評価していただけるお客様がいらっしゃることで私たちは毎日頑張ることができます。
あと10年くらいは頑張りたいですね☺️
応援よろしくお願いいたします。
(結構、ブリーダーの仕事って疲れるんですよ(笑)
このカテゴリは少しずつ更新しますのでお楽しみに。
上の犬は中度の股関節形成不全と評価されました。
上の犬は重度の股関節形成不全と評価されました。