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あにまるすまいる結

腸内環境を整えるといいことは?

2019.09.30 13:29

おうちケアサポート獣医師:涼子です。 


今日から何回か、「腸」にスポットを当てて記事を書こうと思います。


みなさんもご存じの通り、私たちの腸の中には

「腸内細菌」がた〜〜〜くさん住み着いています。


腸内細菌のバランスが良いとお花畑のようにも見えるらしく、

「腸内細菌叢」とか「腸内フローラ」とか言われますね。


このお腹に住んでる細菌達、実は体に様々な影響を及ぼしているのです。

その影響をいいものにするためには、

腸内細菌のバランスを整え、

腸内環境を整えることが大事です!!


 今日は、まず、腸内細菌叢のおはなし。


 腸内細菌叢には主に、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類があります。 


善玉菌には、

みなさんにおなじみの乳酸菌やビフィズス菌があり、

食べ物を分解するほか、

消化管に70%くらいあるといわれる免疫力を活性化させる働きがあります。 


悪玉菌にはたんぱく質を腐敗させて毒素を発生し、

大腸に傷害を与えてしまったり、

善玉菌が排除できなかった病原菌を排除したりする働きがあります。

また、これら悪玉菌が増えると、

腸の動きが悪くなり、便秘になりやすい、とも言われています。


 そして、もう一種の日和見菌はなにをしているのか?というと・・・ 

善玉菌が優勢の時は善玉菌の応援団を、

悪玉菌が優勢の時は悪玉菌の応援団をしています。


なので、悪玉菌が優勢になると、

日和見菌も悪玉菌の応援をしてしまうので、

ますます腸内環境が悪くなるという悪循環に陥ってしまいます。 


 これらの菌のバランスを見るのは、

便の状態、色、臭いを観察するのが一番です。

 悪玉菌優勢の時は、

おならが臭かったり、

便が臭かったり、

コロコロ便だったり。。。 


そんなときは、もしかしたら腸内細菌のバランスが

悪玉菌優勢に傾いている可能性がありますよ!!


菌のバランスは、善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7が理想といわれています。


ですが、加齢や食べ物などにより、

理想的なバランスを保つのは難しいと言われています。 


じゃあ、どうしたら、免疫力を活性化させる善玉菌を増やすことが出来るのでしょう? 


それは・・・


1.発酵食品をとる(味噌、醤油、お酢など) 

 2.食物繊維をとる 

3.オリゴ糖をとる(オリゴ糖はビフィズス菌のエサになります):大豆、ゴボウ、アスパラなど

4.ヨーグルトをとる 

 人ではこの4つが言われていますね。 


これらはわんちゃん・ねこちゃんにも応用できますね。 


1の発酵食品ですが、わんちゃん・ねこちゃんにも使えます。

わんちゃん・ねこちゃんに塩分は不要と思われがちですが、

塩分はカラダのミネラルとして必要なもの。

だから、全く必要ない、というわけではありません。 

人より必要量が少なくても大丈夫ということ。

だから、私はほんの少ーし、味噌を加えたり、

味噌汁を薄めたものをごはんにかけたりしています。 

酢もほんの少〜し、ごはんにかけることがあります。

ゴン太は気にせず食べてくれます!!


2の食物繊維は、野菜を取り入れれば摂ることが可能ですね。


3も大豆やゴボウ、アスパラガスなどから取り入れることが出来ますし、

ヨーグルトもプレーンのものであれば、

わんちゃん・ねこちゃんも食べられます。


腸内環境がよくなること=体の中から整えることは

免疫を活性化され病気になりにくい体作りの第一歩です。


わんちゃん・ねこちゃんにも

体の中からの元気をプレゼントしましょう!!


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