数秒で良い
治療をする上で、もの凄く大事だと思うのが認識です。
何を認識するかで効果に全く違いがあります。
しかし、殆どの人は、認識をしようとはしません。
テクニックややり方を学ぼうとします。
ある意味認識するテクニックはあると思います。
注意点はあると思います。しかし、基本的には、どう感じるか?
なのです。
また、何々テクニックは、いわば山の登り方の違いみたいなものです。
本質は、山の頂上に登れるかどうかです。
つまり、そのものずばりを認識できるかどうかです。
何々法が優れているのではなく、その人の認識の仕方が優れているのです。
だから同じ方法でも効果に違いがある訳です。
そういう時、できるだけ時間を短くし、質を高めるというテクニックがあります。
例えば、スクワットをする場合、100回やると効果があるとします。
しかし、日常生活の中で100回スクワット毎日できる人がどれだけいるでしょうか?
なかなかできませんよね。
でも例えば一回で良いとしたら、できないことはないですよね。一回も毎日100日やれば、100回になります。
それならできそうに思いませんか?
え、100日かかってやっと一日分?
って思うかもわかりませんが質が全く違います。
私の思うセルフケアは、日常生活の邪魔にならないことを目標にしています。
だから、きつくやる必要はないし、無駄な力を使う必要はない。そのかわりゆっくり味わうようにやる。
ここがミソです。つまり質を高めるのです。
曲げて伸ばした時にどのあたりに違和感を感じ、どこの筋肉を使っているかを感じながら一回だけやるというのももの凄く効果的です。
そして一回一回の動かし方、意識の仕方を変えてみる。
正しいスクワットのやり方を目指すのではなく、どういう動きをした時に、どんな筋肉を使い、どのあたりが辛いのかをよく感じながら行うということです。
一回で良いから、丁寧に確認するようにしながら行う。
これを提案しています。
椅子から立つ時にちょっと注意して立つ。
そんなことの繰り返しが、生活を変えていくのです。これは脳を鍛えるやり方です。
セルフケアは、それが大切だと思うから複雑なことは言いません。でもやってくれた人、意識してやってくれた人は必ずと言って良い程、何らかの効果はでるみたいです。
それで良くなれば治療に来なくても良い訳です。
効果をうたっている医療サイトを規制しようとする動きがありますが、たったそれだけで良くなれば、自分でできるし、お金もかかりません。つまり、その人の為になるのは間違いないです。
誇大広告ではなく、認識できれば良くなるというのは、医療の常識になりつつあります。
たった一回ですが、集中して行う。
その集中こそが身体を変える原動力です。
その一回で何を感じるかを意識する。
それが重要であり、それが正しいのです。