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心と身体の相関関係

2019.10.02 15:05



たとえば、医師が患者に対して 「病氣を治すためにカフェインを摂り過ぎないように」 という生活習慣の指導をすることがあります。


けれども、 「なぜカフェインの摂り過ぎという悪習慣を続けてしまったのか?」 という心理面の問題については、考えてみる機会がないのではないでしょうか?


患者が悪習慣を続けてしまう根本原因を残したままで、マニュアル通りに 「カフェインを摂り過ぎないように」 という指導をしたとしても、悪習慣をやめることはなかなか難しいでしょう。


もしやめられたとしても根本原因を残したままでは、代わりにまた別の悪習慣を繰り返してしまう恐れがあるでしょう。


それは、生活習慣病を発症してしまうほどの悪習慣を続けてしまう原因には、心の問題が大きく影響していることがあるからです。





また、悪習慣などまったくなく、とても健康的な生活を続けているのに生活習慣病を発症してしまう人もいます。そのような人は 「体質だから仕方ない……」 とあきらめていたりします。


ところが、じつは日常の人間関係などのトラブルや、本人の自覚していない過去の記憶が病の発症の根本原因となって大きく影響していることがあります。


まさか潜在意識にある想いが、身体の健康に影響をおよぼしているだなんて、氣づいていない場合がほとんどなんです。




心の奥に、自分自身を否定する想い・悲しみ・喪失感・後悔・罪悪感・憎しみ・恨む氣持ちなどのマイナス感情が溜まったままになっていたり、バランスの崩れた精神状態が続いていたりすると、身体のバランスも崩してしまうことがあります。


心のバランスの乱れによって、消化器系や免疫系や自律神経などのバランスに狂いが生じて、身体のさまざまなところに滞りや負担などの悪影響をあたえ、やがて病を発症させることもあるのです。





病を治癒するには、その時々にあらわれている症状だけを対処療法で治そうとするだけでなく、ひとりの人間の全体のバランスを観て、滞りの根本原因となっている問題を消して、本来のバランスを取り戻していくことが必要です。


ひとりの人間の全体のバランスを観ることで、医師や本人や家族や周囲の人が連携しあって自然治癒力をひきだしてゆくことができます。 


以下に、アンドルー・ワイル氏のご著書より、患者の問題解決のヒントについての文章を引用させていただきます。



 新しい患者の病歴をとるとき、わたしはライフスタイルの多くの項目について質問する。人間関係・趣味・リラックスの方法・食習慣と運動習慣のパターン・性生活・霊性にたいする関心などについて、つっこんで聞くのだ。これらの項目は、公式な病歴のなかでは「社会歴」という項目に分類されるもので、多くの臨床家はそれを省略する。重要だとは考えられていないのだ。


 医学生がはじめて患者と対面して病歴をとるときは一時間以上かかる。問診票の質問項目にしたがって機械的に質問し、労を惜しまず、長々しい答えを記入する。三年生にもなると、病棟の多忙な雰囲気に押し流され、手をぬいて早くすませることを覚える。インターンやレジデントのころには、病歴採取は質問項目を省略することによって簡素化される。不幸にして、社会歴はその「投げ荷」の第一候補にあげられる。なぜなら、医師が重要視するのは症状・過去の病歴・現在服用中の薬剤といった質問項目が中心だからだ。わたしがそれを「不幸」というのは、患者がかかえる問題の原因を探るヒントとともに、問題解決のヒントがいちばん多くふくまれているのが社会歴だということを経験的に知っているからである。



『癒す心、治る力 』(角川文庫) 

アンドルー・ワイル 著






みなさま今日もおげんきに

すごされますように..。o○☆*



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糸が編みあがって作品になるって

たのしいなぁ…(*´▽`*)フフフ♪


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たのしく

あたたかく

愛に満ちた毎日でありますように. *゚♡

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