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縁起でもない話をしよう会

【主催者開催報告】縁起でもない話をしよう会 @喜入_第2回(グリーフケア)

2019.10.01 07:45

【縁起でもない話をしよう会 @喜入_第2回(グリーフケア)】

地域で死を語る重要性について

椎屋美穂子さんをお呼びし、地域でのグリーフを考える会を開催。まずは約1時間の情報提供ののち、1時間の語り合いの場を作りました。

椎屋さんのお話は、穏やかな口調であったものの、そこには36歳という若さで死別した夫との関係性や、子供との付き合い、その中で感謝を忘れずさらに看護師へと向かっていった…椎屋さんという人の強さを感じ取ることが出来ました。

3男さんのスピーチの動画(お父さんの顔を覚えていないけれど、見守ってくれていると感じている)では司会ながら涙しそうになってこらえるのに必死でした。

体験談だけでなくグリーフケアとは何か、グリーフケアをどのようにして行うのかについても解説があり、この解説によりその後の『語りの時間』

で、お互いに傾聴する姿勢が出来るというー すぐに使うことができる情報を共有して頂いたことが後半の語りを素晴らしいものにしたようです。

『語りの時間』では、

1:亡くなった人とあなたを繋ぐ言葉は何か?

2:亡くなった人は「どんな私であれば」喜んでくれるだろうか?

ということを互いに話し合いました。この質問を立てるためにかなり悩みましたが… 結果として、多くの方が前向きに死をとらえることが出来ていたのだと思います。

泣いている方もいらっしゃいましたが、佐賀からいらっしゃっていただいた りんどうの会の福島さんや、井上ご住職、亀井愛子さんなどにサポートを頂けて素晴らしいグリーフケアの場面になったようです。

人はいつか死にます。でも、偶然生きていることが続くと当たり前のように感じてしまいます。そしていつしか「忌み嫌い考えたくない」ものとなってしまう。

でも我々には「死」が訪れるからこそ、「生」が輝きうるのではないでしょうか。不老不死で「生」がこれほどまでに輝くでしょうか。

一瞬一瞬を大事にしながら、そして自分がやりたいことをやることが出来るこの環境や、周りの皆さんのご協力に感謝しながら、私も毎日をかけがえのないものとして生きていきたい。… と思った夜でした。

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました!

そして、来年2月21日(金)は私が情報提供として登壇します。よろしくお願いします!