SG スプリンガー レビュー
2019.10.19 03:23
今回のレビューは、トランスフォーマー シージ より、
“SG-32 オートボット スプリンガー” です。
アニメ第2作、“2010” から登場した新メンバーでオートボット(サイバトロン)初のトリプルチェンジャー、
“スプリンガー” が
トランスフォーマー シージで発売されました。
“スプリンガー” って名前はなんとなく怪獣っぽいなぁ・・
やっぱり日本名の “スプラング” のほうが馴染み深いんですが、今回は “スプリンガー” で。
さてそのスプリンガー、最初にも言ったようにオートボット初のトリプルチェンジャーというだけでなく、イケメンで恋人ありと、なんというか、オートボット随一のリア充というようなイメージがあります。
当然人気もあるキャラクターなので、シリーズを跨いで何度もリメイクされていますが、G1イメージを踏襲したリメイクで直近のものとなると日本では2013年に発売されたジェネレーションズ版、そしてそのリカラーで2016年で発売されたレジェンズ版(スプラング名義)があります。
今回は名前こそ海外版(本名)のスプリンガーですが、アニメ版のデザイン、カラーリングをかなり忠実に再現しています。
アニメ第1作から登場している古参キャラたちが大勢を占めるシージで急に2010からの登板は浮いた感じもありますが、むしろアニメデザインほぼそのままでサイバトロンモードとして違和感のない2010キャラのほうがオリジナルのリメイクという意味ではシージのラインナップには合っていたのかも、という気もします。
既に発表された “WAR FOR CYBERTRON” トリロジーの第2シーズン、“アースライズ” は文字通り地球が舞台となるわけですからなおさらです。
では、レビューしていきます。
ロボットモード
黄緑色のナイスガイ。
アニメのデザインをかなり忠実に再現しながら、若干ぽちゃってたプロポーションがばっちり修正され、マッシブかつすっきりスマートな色男に生まれ変わりました。
気になったのは肩アーマーの角度だけだなぁ。アニメだと斜めでしたしね。
シージでも初のトリプルチェンジャーとなります(サウンドウェーブやリフレクターは・・まぁ特別ということで)が、多段変形トイにありがちないかにもという形状のパーツはなく、純粋にロボットトイとして非常によくまとまっています。
唯一、脛の後ろ側にパネル状のパーツが幾重にも折りたたまれているのが丸見えですが、これくらいは許容範囲でしょう。そのほか目立つ肉抜きもなく,ぎっしりと密度感のある仕上がりになっています。
肩アーマーや胸部のイエロー、そして濃いグリーンは塗装。ウェザリングは胸部、肩アーマー、脛にバックパックと多め。それぞれエッジが錆びたような具合でいい雰囲気になっていると思います。
カーモード
ビークルモードその1。装甲車にトランスフォーム。
ほかの2010キャラたちがわりと丸みを帯びたフォルムのビークルに変形するのに対し、スプリンガーのビークルモードはけっこう角張ったデザインで、性格も含めて戦闘的な印象がありました。
今回もポップなカラーリングで騙されそうになりますが、実は厳ついというデザインをオリジナルの雰囲気を残しつつスタイリッシュに再現しています。
ただ個体差なのか仕様なのかわかりませんが、天面のカバー(ロボットモード時のバックパック)がしっかり固定できません。まぁ、それ以外がけっこうかっちりしているので形状を保てないということはないんですが、せっかくおおむね綺麗にまとまっているだけに残念です。
武器を取り付けて。