勉強する時間だけじゃなく、やる量にも注目しよう
「勉強してもなかなか成果が出ない…」
そんな風に感じた時は、「何を持って勉強しているとしているのか」を見直してみましょう。
それが、例えば「勉強時間」だという場合。
「1時間勉強した」の中で、本当に勉強していた時間はどれくらいでしょう。間2分ぐらいぼーっとしてませんでした?他のこと考えてませんでした?出なくなったシャーペンいじってませんでした?
時間は誰もに平等なので、その分指標にしやすいですが、「長時間勉強したから成果が出る」という論には怖い部分も多いです。極論、たとえ中3生が長時間勉強したとしても、その中で九九ばっかりやってたら成果には繋がりにくいですよね。マッハ九九は身につくかもしれませんが、マッハじゃなくても問題ありません。
次に、「じゃあ勉強の質でしょ!」と言いたいところですが、これは逆に目に見えなさすぎて判断するのが難しい指標です。これを中学生たちが自分で判断するのはなかなか難しいでしょう。何をやればいいか、学校や塾の先生に相談してみると良いでしょう。
となると、オススメは「勉強する量」です。特に勉強時間と組み合わせると、自分データが貯まっていきますから、更にオススメです。
「勉強の量」って何かって?
わかりやすくいえば、ページ数や問題数です。単語10個なら単語10個、単語100個なら単語100個。ワーク1ページや漢字ノート3ページ。こんな感じです。何より目に見えるのがいい。これなら終わったかどうか、やったかどうかはっきりしますよね。その分達成感も得やすいです。
まぁ、もちろん厳密に言えば量にしたところで「ちゃんとやったかどうか」は測りにくいのですが、可視化できている分、勉強時間よりは遥かに次への対策が打ちやすいです。
そして、あわよくばそれに「勉強時間」も組み合わせましょう。
例えばこれから一時間勉強するというときに、「一時間」の勉強時間で、やれそうな量を決めます。自分の感覚でいいです。
で、やってみます。早く終わりすぎたり、全然終わらなかったり、最初のうちはなかなかうまくいかないことも多いでしょう。ただ、これが糧になっていきます。自分データが、コツコツと貯まっていくわけですね。
そのうち「あ、自分は一時間でこの量ぐらいはできるな」とか、「あ、これをやるには30分ぐらい必要だな」とか、自分とやるものとの関係性を客観視して考えられるようになってきます。そしたら最高です。
「自分がこの行動をどれぐらいの時間でできるのか」を知っておくことは、何をやるときにも武器になります。自分の感覚で「あたり」がつけられるってことですね。僕らの行動は大体いつも時間で縛られていますから、その「あたり」をつけられる感覚は、テスト等の時にももちろん活きてきますし、人生を快適に生き抜いていくためにも必要な力になります。
時間っていうのは、つまり僕ら個々の命のことですからね。何となく使うんじゃなくて、目的を持って使ったほうが効果的です。
ですから、「勉強時間」だけでなく、「勉強する量」にも注目を。
その些細な意識の変化が、君をきっとさらなる高みへと連れて行ってくれます。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
「勉強の質」についてはまた今度書きます。