アマチュア流星観測最前線①(河越 彰彦)
2019.09.01 00:22
日本で小規模的な流星観測が始まったのが1920年代、組織的な観測がはじまったのが1940年代で、1960年代後半には全国的な観測網が完成した。それから半世紀あまり経ち、流星観測の手法は進化し続けている。
下の図はその変遷を簡単に記したものだが、電子技術やデジタル技術の発達に助けられ観測機器も飛躍的な発達をしている。その顕著な例が写真観測である。所謂デジカメとパソコンの出現は観測そのものばかりか後処理まで作業革命を起こしてしまった。ひと握りの有名写真家の天下は終り、無名の人たちの時代が幕を上げた。誰でも広く発信でき、頑張れば出色の仕事もできる。21世紀に躍進した分野を今後少しずつご紹介したい。