9月のBasicレッスンの様子
9月のBasicレッスンは、粒餡炊きと豆大福、天草から作る寒天を作りました。粒餡炊きでは、生の小豆を浸漬しないでいきなり炊く直煮法で行い、小豆の吸水のメカニズム、渋きりの意味と方法、砂糖の加え方(今回の砂糖は鬼ざら糖、詳しくは当HPの「日常と和菓子」欄の2018年9月17日”鬼ざら糖”をご参照ください)を学んでいただきました。また、出来上がった粒餡から甘味の評価の一つである含糖率を計算いただきま、出来上がった粒餡の中の小豆量、砂糖量、水分量も計算いただき、餡の成り立ちをご理解いただきました。豆大福は、一人1単位12個分を生地つくりから仕上げまで一人で行いました。割と包みやすい生地ですが、時間の経過とともに若干包みづらくなります。皆さんの必死に包餡する様子が伝わってきました。豆が均一に生地に入る様に、一定数の豆を最初に生地で包んでから包餡するのですが、この時に生地を広げすぎて豆を包むと、包餡の際に豆が生地から飛び出してしまうので要注意です!粒餡炊きと豆大福を並行して行いましたので餡を焦がした班などのハプニングがありましたが、なんとか終了することができました。テングサから作る寒天は、デモのみでしたが、心太にして召し上がっていただきました。
渋きり1回目と3回目の違い。1回目では小豆の皮に皺が寄っていますよね。2枚目の写真は、渋きり3回目、小豆の皮がふっくらとしていますね。この違いと渋きりの意味をご理解いただきましたよね。
渋きり3回のあとは、本煮。軟らかくなたら砂糖を2回に分けて加え煮詰めていきます。「餡炊きは、強火でヘラ数は少なく」を合言葉に炊き上げます。つやつやピカピカに炊き上がりました。
つぎは、豆大福。まずは生地つくり。電子レンジでしっかり火を通し、モチもちの餅の食感が出るよう、しっかりと捏ねます。
塩味のついた赤えんどう豆を包んでから、包餡です。皆さん必死で12個を包み上げましたね。
豆大福、美味しそうに仕上がりました。きれいにラッピングしてお持ち帰りです。