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アメリカン・ロック・シーンの重鎮バンド、ロス・ロボスがクリスマスを連れてきた!

2019.10.05 11:25

イーストLA出身のロック・バンド、ロス・ロボス。彼らだからこそ創り上げることができる、ロックにブルース、テハーノやメキシカン、さらにはカントリーまで”アメリカン・ミュージック”のあらゆる音が一つになったサウンドで、アメリカン・ロック・シーンに独自のポジションを確立している彼らは、アメリカン・ロックの重鎮として絶大な人気を集めています。

その彼らがホリデイ・アルバムをリリース!アルバムのタイトルは、スペイン語で”クリスマスがやってきた(Christmas Is Here)"を意味する『LLEGO NAVIDAD』。本作をリリースするにあたり北米、中米、南米のすべてを含むアメリカ大陸に伝わるクリスマスをテーマにした楽曲を集め、150もの候補から、自分たちのスタイルで演奏したいと思ったものを絞り込んでいったそう。そこに自分たち自身による書き下ろしホリデイ・ナンバー「Christmas And You」も加えてアルバムは完成しました。


『LLEGO NAVIDAD』の幕開けを飾るのは、「La Rama (The Branch)」。この活き活きとしたナンバーは、メキシコのベラクルス州の伝統民族音楽であるソン・ハローチョ(san jarocho)のスタイルに則ったナンバー。またタイトルの「La Rama」は、家族がクリスマス・ツリー風に飾り付けた枝を掲げながら、近所を時には演奏しながら行列してまわる、メキシコの伝統的なクリスマス行事にちなんだ一曲とのことです。


そしてアルバムの9曲目に収録されている「La Murga」は、元々1971年に伝説的サルサ・デュオ、ウィリー・コロン&エクトル・ラボーがレコーディングしたもの。タイトルの「La Murga」は、南米でクリスマスと同じぐらい大事なホリデイ・シーズンであるカーニヴァルの時期に行われるミュージカルを意味しているが、この曲のスピリットは、クリスマスにも通じていると言えるでしょう。


この他にもロス・ロボスは1958年の陽気でポップなノヴェルティ・ソング「Donde Esta Santa Claus (Where Is Santa Claus)」を、デイヴィッド・イダルゴのギターとスティーブ・バーリンのヴィヴラフォンが小粋なグルーヴを作り出す”ローライダー・オルディーズ”風にアレンジしたり、ボレロ・ランチャ・スタイルの創始者でもあるメキシコのスーパースター、ハビエル・ソリスが有名にしたナンバー「Regalo De Reyes(Gift Of Kings)」では、セサル・ロサスが素晴らしいリード・ヴォーカルを聞かせてくれています。そしてメキシコをルーツにもつメンバーらしく、ホセ・フェリシアーノの「Feliz Navidad」も彼らならではの陽気な演奏スタイルで披露しているのです。


本作に収録されているロス・ロボスのオリジナル・クリスマス・ソング「Christmas And You」は、バンドのデイヴィッド・イダルゴとルイ・ペレスが作詞・作曲を手掛けたもの。イダルゴのソウルフルなヴォーカルに、バーリンによるピアノとオムニコードとロサスのギター、そしてコンラッド・ロサーノのアップライト・ベースが織り上げる温かみのあるサウンドは、未来のクリスマス・スタンダードになりそうな1曲です。

実はとても賑やかで華やか、そしてイベントでは必ず音楽とダンスが陽気に盛り上げる、ラテンのクリスマス。楽しく心温まるホリデイ・シーズンにぴったりの1枚が発売となります。


アルバムのストリーミング/ダウンロードはこちら

<収録曲>

01. La Rama

02. Reluciente Sol

03. It's Christmas Time In Texas

04. Amarga Navidad

05. Arbolito De Navidad

06. ?Donde Esta Santa Claus?

07. Llego Navidad

08. Las Mananitas

09. La Murga

10. Christmas And You 

11. Regalo De Reyes

12. Feliz Navidad