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geek geek

ちよこれいと!

2019.10.05 15:38

チョコレート、それはまさに甘い毒。

一度手を伸ばしたらまたひとつ、あとひとつ、と欲してしまう代物である。チョコレートがないと無理!という人も多いだろう。もっとも身近な麻薬だ、といわれることもある。

Bean to barのようなものはさておき、簡単に、安く、どこでも手に入るものを食している人がほとんどだろうと思う。最近ではGABA入りだとか低糖質だとかを謳っているものも結構ある。それらの恩恵を受けるためにプラスされるもの…を考えると宇宙猫顔になってしまうのでさておき、チョコレートとは、多くの人にとって良き理解者のような、友人のようなもの…の顔をしている。


さて、まず最初に、日本人は『胃経/脾経』に一番の弱まりがあるのがほとんどという人種である。

これはここ数十年単位でそうなったのではなく、もっともっと前からそうだったのだと思う。

なぜかというと、男女問わず何かしらに抑圧されることが多い社会の仕組みだったから。いわゆるストレス社会だ。武士とか……いや武士でなくとも、我慢出来て当たり前、我慢こそ美徳、みたいなところがやっぱり未だに、あるところにはある。そして人にも強いる。わたしはもっと大変だった、おれの時代はこうだったと不幸自慢が盛り上がったりするぐらいにはある。

わたしにも出来たんだからあなただって、と言ってくる輩も、見渡せばたくさんいる。いい人ももちろん沢山いるけれども、「みんなと同じでないと」という考えは根強く、そして厄介なストレスの原因のひとつだ。

そうやって長い間抑圧されることが「普通」だったわたしたちの胃と脾が弱るのはごく自然な流れだったのではないか。というのが個人的な考えだ。


『胃経/脾経』に弱まりのある人といっても、胃そのものに症状が出ない人もいる。

しかしそこに弱まりのある人は違う形で出ている。

考えが否定的になったり、何かをする気力が湧かない、朝からもう疲れているとか、そういうことで出たりする。

また、頭板状筋や僧帽筋などが『胃経』『脾経』それぞれに対応している筋肉である。他にもあるが割愛するとして、常に首肩に凝りがある人は多いのではないだろうか。ソレンセン式神経反射療法では、これも各臓器の弱まりによる立派な症状(特徴)だと見る。

他にも、たとえば異常に甘味が欲しい、あるいは絶対いらない! となったり、季節の変わり目に必ず体調を崩したり、座ったままでいるとしんどくなったり、といった具合に本当にたくさん、身体が発しているサインを見る。

甘味は、脾を補ってくれる。本当ならさつまいもやカボチャ、米、果物のような「自然な甘味」で摂るのが良いところ、それではもの足りないと感じるのが現代人。

そこで登場するのがチョコレート。よう、待たせたな、といった具合に登場。


しかし、チョコレートは『湿』を生み出す。


そして『脾』は湿気がだ〜〜いきらい。

なので、湿の性質を持つチョコレートが苦手なのだ。とても苦手。梅雨も嫌いだ。


ここに弱まりを助長する原因アリ、というわけである。前置きが長くて申し訳ない。

甘いもの美味しい!欲しい!チョコレート食う!→脾、弱まる→甘いものうまい!!新作最高!→脾の弱まりにより、疲れた、が増幅→甘いもの欲しい!チョコレート!→ちょっと〜〜脾が泣いちゃってるじゃん男子〜〜謝りなよ〜〜…

永久機関誕生である。

であるからして、いまいちパッとしない体調をちょっとでもよくしたいんや…という人でチョコレートが手放せない人は、辛いだろうが少しずつ、一粒ずつでも、減らしていくのが良い。

その代わりに旬の甘味を口にして「よく味わい」、身体と脳を満足させるのが理想だ(あくまで理想で、目標だとしても)。

そうして、少し続けてみた自分の体調や心の調子をきちんと観察すること。こう変わったかも、いやあんまり変わらないな、といった具合に。 おや?あんまり浮腫まないかも、とか、朝起きられるな…とか。

すぐには結果は出ないかもしれない。でも継続することで確実に身体は応えてくれる。

肝に銘じておいてほしいのは、長年培われた不調はちょっとやそっとじゃ自覚出来るほど変わらないこともある、ということ。

だからこそ、観察は必要なのだ。スピード社会に生きる我々には「焦れったい!」と感じられるかもしれない。でも、日々の小さな変化を見つける、ということは、植えた種が小さな双葉を出したときの喜びに似たものがある。

自分が植えたものの成長を是非見守ってほしい。


食べ始めると毎日でも食べたくなってしまうが、食べないと案外食べなくてもいけたりする。

チョコレートを食べ続けてしまう理由はいろいろあれど、原材料の大体ひとつめに書かれている砂糖にフォーカスするならばGI値(グリセミック指数、血糖値の上下変化の値)の変化を緩やかにすれば飢餓感や欲求は徐々に薄れる。普段使う砂糖をアガーベやココナッツシュガーに置き換えるとかなり楽。

チョコレートは美味しいし、一粒でリラックスできる。アルフォートとか最高。

そういった訳で、必ずしも悪ではないけれど、胃/脾にイマイチ自信の持てない人は、ちょっとこういうこともあるんだな、と覚えておいてほしい次第。

肺や大腸が不安な人、アトピーなどの皮膚症状が出ている人にも気にしてほしいのが正直なところ。


長くなってきたがもうひとつ、チョコレートが手放せない人の特徴といえば、タンパク質の不足がある。鉄分も不足気味であることが多い。耳が痛いオタク多いのではないだろうか(わたしだよ)

では何を食べれば良いか?というと、我らが大好き「肉」である。出来れば牛肉がいい。

でも胃が弱ってるときって牛肉キツイんだよね、消化が追いつかないし、という方もいるだろう。分かる。とても""理解る""。なぜならわたしがそうだからだ。

このあたりの折り合いをどうつけるかなあ、と、実はまだわたし自身も模索中である。模索中の話をしてごめんね。でも食べられる人はちょっと試してみてほしい。


でも流石に、原稿のお供に焼肉は…無理があるよね……



▽『オタクよ、健康であれ!』

ソレンセン式フェイシャルリフレクソロジーを主軸に、オーキュラーセラピー・コスモアイ、ニューロフットリフレクソロジー、ベトナム民間療法ディエン・チャン、エメットテクニック他を組み合わせ、時に芳しい植物の力を借りて、その方に必要なことを必要なだけ

ほぼハンド、場合により凛波筆®︎でボディ・マインド・スピリットの調整を行い、その人の本来持つ自然治癒力を呼び起こすことを目的にしています

・IR認定フェイシャルリフレクソロジスト Megumi Inaga (twtr @geekgeek4)

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