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【ブラリフェス/SONG OF THE EARTH FUKUSHIMA】被災地をつなぐ場づくりとしてのフェス。

2019.11.13 02:30

SONG OF THE EARTH FUKUSHIMA

2019.03.10~11@Jヴィレッジ

 地震の被災地で開催されているキャンドルアーティストのCandle JUNEがオーガナイズする「フェス」。もちろん復興という意味合いも大きく持ったイベントであり、「SONG OF THE EARTH」という名前で福島で開催されるのは今年で3回目になる。今回は楢葉町のJヴィレッジが会場になった。 

 なぜ福島で震災の日にフェスを開催するのか。それは震災という事実を忘れないことよりも、震災後の人のつながりを発信したいという思いに他ならない。過去のものではなく、日本のどこかで必ず起こるであろう震災。その震災の復興に何が大切なのかをフェスという場を作ることでつないでいる。衣食住遊が要素として含まれているフェス。だからこそ新潟ではじまった「SOTE」は、福島、そして熊本にバトンタッチされている。被災地が「SOTE」によって結ばれる。

  2019年は月曜が3月11日だったこともあり、日曜と月曜の開催となった。去年よりも多くのミュージシャンが参加してくれた。月曜も日曜と変わらないほど、人が多く集まってくれた。「くれた」と書いているは、どこかで自分もスタッフのひとりなんだと考えているから。Jヴィレッジとあって、サッカーというコンテンツもあった。そしてキャンドルの灯。最後までいられずに列車を乗り継いで首都圏に戻ってきた。常磐線の列車から見た3月11日の福島の海の風景も忘れられないものとなった。 

photo = sumi☆photo