190916 黒崎灯台が「恋する灯台」に!~北三陸・普代村
9月16日、普代村黒崎の国民宿舎「くろさき荘」で、今年6月「恋する灯台」に認定された「黒崎灯台」への伝達式が行われました。
灯台は、海上を進む船に岩礁・島・陸地の位置を明かり(光)で知らせるもの、世界最古の灯台、灯明はエジプト~アレキサンドリアに設けられたもので紀元前279年と言う!
日本では江戸時代など「かがり火」で知らせたり、灯明台・常夜台などを設置、菜種油や落花生油などが用いられたようです。
八戸藩でも、沖を行く船に位置を知らせる灯明台が階上岳中腹(日向山)に設置され、津要和尚が菜種油を自給自足しながら灯明の明かりを守り続けたと言います!(現階上町~この話は又後日)
鎖国体制から幕末に開港を迎え、明治元年には西洋式灯台13基の建設が始まります。
フランス人のブラントンが、明治元年11月1日に建設を開始~レンズを使う回転式・西洋式のもので、長い年月を経て現存するのは全国13基、東北は金華山灯台(明治9年)と教えていただきました。
「恋する灯台」は(一社)日本ロマンチスト協会(本部:長崎雲仙市)の「全国灯台文化価値創造プロジェクト2019」による活動で、今年度全国9基の灯台を認定しています。
また、海の日20回を記念した日本財団の「海と日本PROJECT」の支援にもよります。
9月16日当日は、普代村村営国民宿舎「くろさき荘」を会場に、柾屋伸夫・普代村長を始め、下閉伊郡選出の伊藤県議・城内県議・佐々木県議、海上保安庁、小田野田村長始め宮古市~洋野町間の各沿岸市町村首長(含代理)、岩手県環境生活部大友部長(代理)、県北広域振興局下山副局長、三陸復興国立公園協会三田地さん、普代村議会の中村議長、JF普代前川組合長、普代商工会金子会長、普代村観光協会嘉藤会長など地元の主だった方々も出席です。
「恋する灯台」伝達なので、楽しくにぎやかな~と思たんですが、多少硬かった(笑)
三陸ジオパークは杉本コーディネーター、長谷川特命課長、北三陸ジオパーク梶田会長、黒沼事務局長、事務局・島川(三陸ジオパーク認定ガイド)が出席です。
「恋する灯台」プロジェクト説明~日本ロマンチスト協会 波房克典 会長
灯台は、現在全国に2,996基あり、西洋式灯台設置から「観音崎灯台」が150周年を迎えています。「恋する灯台」は全国49市町村51灯台が認定されています。
講演1「灯台の歴史について」 海上保安庁 釜石海上保安部交通課 柴山智司 課長
講演2「あなたの知らない世界“黒崎”」~いわて復興応援隊久慈駐在(三陸ジオパーク認定ガイド)田高正博氏
講演3「マニアが語る灯台の知らざれる魅力」~灯台専門フリーペーパー「灯台どうだい?」 不動まゆう 編集長