【レースレポート】斑尾高原フォレストトレイル2019
今回は超長文シリーズではなく比較的まじめな振り返りレポート。人気のMadaraoに参加してきました。僕自身合計6回目の参加になります。僕にとってハセツネ的ポジションのレースです。毎年タイムトライアルして、自身の成長を見ている(ただ信越に出始めてからは疲れが抜けないウチの出場になるので若干微妙)。
10回連続で参加すると、記念ワッペン付きのキャップがもらえるということで、とりあえず10回連続参加を目指しております!(以下の動画は斑尾高原に全13回参加し続けている王子選手)
過去〜今年までのリザルトは以下。
■斑尾高原フォレストトレイル過去のリザルト
2019年(6回目):010位 4:39:39(短縮3km)
2018年(5回目):013位 5:07:33(実力それなり)
2017年(4回目):023位 5:25:21(頑張ったけど舞ちゃんに負けました)
2016年(3回目):047位 5:44:37(そこそこ潰れました)
2015年(2回目):152位 7:04:12(人事になりデブりました)
2014年(1回目):021位 5:20:36
雨で短縮となりましたが、それでも過去最高の出来にはなりました。斑尾は6位以内が入賞ですが、10位以内になると来年の出走権とスタートコールをゲットできるので、斑尾マニアとしては一つくらいが上がった感じがします。来年は「昨年代10位、渡邊ー大介ー選手ー!」と呼ばれて入場したい!
ちなみに昨年のくだらないエントリはこちら↓
■斑尾高原フォレストトレイル当日の自身のコンディション
レース当日のTPスコアはこんな(下画像)感じ。FATIGUEのスコアは高く出ているものの(休日に多少練習したので)、FORM数値は良い状態で当日を迎えられました。体重は増えていましたが、僕の中のゴールデンルールとしてFORM数値45以上でレースを迎える、というのがセオリーですね。逆にこれ以下だとスタート直後から足が重い、という感じになりそうです。ロングの場合はFATIGUEを70以下にしたいところ。このあたりは知見。
当日の体重を測り忘れたけど、おそらく70kg前後でしょう。
■装備について
天気はかなり悪く、雨。20度を切っていたため、正直寒く、シェルを羽織るかどうか迷った結果、ロンTで挑むことに。(しかし盛大にコケたときの衝撃?か、すでにほつれが・・・)
斑尾高原はエイドが充実しており、レギュレーションも最低限。だから僕にしては珍しく、ウエストバックで対応しようと思っていたため、収納などを考えてこちらの結論に至りました。着地、正解だったかな。(多少濡れたロンTが体に張り付いてストレスになったりしましたが、シェルだと暑くなり腰に巻いたりしたりして邪魔になっただろうなぁ、とか考えると○)。
ちなみに採用したウエストバッグはこちら。水をよく飲む僕向きのプロダクトです。あとNAKEDとかだと揺れちゃって駄目なんですよね。みんなどうやってるんだろ。
シューズは直前で入手した話題のTopo AthleticのTerraventure 2を採用。流石に雨の斑尾というコンディションでは滑りましたが、安定したグリップ力、ストレスの無さは素晴らしく、これから渡邊の一軍シューズとなってくれそうです。面構えも良く、久しぶりに長く愛せそうなシューズ。アルトラおじさん、卒業かも?
■レース展開と来年への一手
こんなに順位が変わらなかったレースは初めてではないだろうか。というくらいずっと10位でした。最後の区間だけ9位となっていますが、いつものように後半まくる展開ではなく、ずっと一人旅。一人抜いたら一人に抜かされる、という感じでした。トップ集団が全く崩れない展開で、なかなか順位を上げるのが厳しかった。
緑の網掛けが僕、黄色の網掛けがベンチマークしていた選手です。
3位の田中さんは、2017年の斑尾でレース中に僕のコースロストを指摘してくれて、中盤けっこう競っており、そこから毎年斑尾でお会いするたびに「勝負!」と思って入るものの、最近の爆速っぷりが半端じゃなく、今年も一切バチバチできませんでした(泣)昔はこんな差だったのに・・・
12位の平田(王子)選手は昨年斑尾、日光とほぼ同じ順位で走っており、走力的にも近しいと思っていた選手。レース序盤、斑尾山山頂までのかなりの時間を並走させてもらいました。斑尾全13回参加という斑尾王子のため、ペースメイクも完璧でした、あざっす!
19位の中野選手は僕が初めて参加した斑尾の前年のチャンピオンで、スタートコールで石川さんから「前年優勝者、Mr.斑尾、中野選手!」とコールされ、めちゃくちゃ軽装でスタートイン姿に衝撃を受けたのをめちゃくちゃ覚えており、信越でもベンチマークしていた選手でした。今回も林道の多くの部分を並走させてもらいました!
さて、来年こそは入賞したいので、上位選手と比較してみました。
3位の田中さん、そして入賞ラインである6位丸山さんと僕との各関門ごとのタイム比較です。ちなみに素晴らしいですね現代って。おふたりともStravaやられているので、詳細に比較ができます。
まず最初の関門であるレストランバンフまでに15分も差をつけられてしまっています。詳しく見てみると、4km〜12km間の走れる林道区間で、僕はキロ5分台をうろちょろしているのに対し、お二人は(たぶん固まって走ってた様子)4分半を切るペースで走り通している。ここだけで5分以上差がつけられていそうです。
また12km以降登りの林道に入るわけですが、二人はキロ5分かかるかかからないか、位なのに対し、僕は5分半〜6分ほどかかってしまっており、ここで合計8分くらいロスっていそうです。この時点で1.5km〜2kmくらい差をつけられています。
さらに斑尾山の300mアップを二人は20分でクリアしているのに対して、僕は22分。下りはそんなに変わらないのですが、ここまでの平坦なランニングと登りで大きく差をつけられているため、
来年は、
[1]ランニングペースを1kmあたり30秒以上スピードアップする(どひゃー、というかトップ集団に少なくても斑尾山までついていく)
[2]登りの林道が引き続き弱点のため、ここはキロ1分ペースアップする(どひゃひゃー)
[3]斑尾山の登りを2分縮める
これでトップ集団についていくことができるはずです。
続いて第一関門〜第二関門の間。袴岳山頂を通らない短縮コースになったため、登りがダイブ楽になった区間ですが、ここでも10分前後差をつけられています。ここは僕もそんなに遅かったイメージはないので、伸ばしどころが難しいのですが、袴岳途中までの登りを少し歩いてしまったため、そこを走り切ることで2分ほど短縮できそうなのですが、あとはそもそものペースアップが必要そうですね。
途中赤池エイド(A4)も僕はスルーしたので、エイドワークでの短縮は見込めないと思います。
ラストの第二関門〜ゴールは、個人的には手を抜きました。信越ほどの必死さは全く無く、イージーペースで走れるところは走ろう、という形。このやり方は一番トレイルを楽しめますね、めちゃくちゃ楽しかった。
最終エイドでもきちんと補給を行い、応援してくれていた福島舞選手と話す余裕もあるくらいだったのですが、ここはプッシュすれば、7〜9分くらい縮められる感覚でした。もうちょっとゼーハーしてもよかったかなー。
この区間で前を行く選手を一名抜き、そして僕よりも調子の良い選手1名に抜かれたため、順位に変動なし!そのままゴール!
■来年こそは!
信越次第なところはあるのですが、来年もきっと斑尾高原には出場するので、来年こそは総合入賞を狙いたい。しかしレベルは年々上がっており、上記の課題をクリアするには・・・やはり峠走かなぁ・・・楽しみながら頑張りたいと思います。