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ファンタジックワールドを紡ぎ出す女性カメラマン・ 四方あゆみさんINTERVIEW 第2回(全9回)

2019.10.07 11:28


第2回

カメラマンになりたいんじゃなく

翻訳家か、雑誌の編集者になりたかった

©Ayumi Shikata

ティーン向けのファッション雑誌や、キッズ向けファッション雑誌を中心に活躍してきた、女性カメラマン・四方あゆみさん。独特の作品を作り続ける彼女に、今回は、幼少時代の話からの話を伺い、どうやってカメラマンという職業に結びついていったかを掘り下げていきます!


雑誌★四方あゆみ

©MilK JAPON

海の近くに住み、きれいな貝を拾って瓶詰めする。

そんな幼少時代だった

ーー四方さんは、どんな子供時代を過ごされましたか?

四方 本を読むことが大好きで、『赤毛のアン』など児童文学を読んでいました。家から海が近かったので、きれいな貝や、波に洗われて丸くなったガラスを拾って、瓶に詰めたりも。今思うとロマンチックな幼少時代ですね、現在はそんなことしませんけど(笑)。

ーーそうですか? 四方さんの写真の中のモデルさんは、けっこう瓶に詰められているものが多いですけど(笑)。

四方 それは……、モデルさん皆が瓶に入れてって言うから(笑)。

ーーさてカメラマンになりたい、と思ったのはいつくらいですか?

四方 なりたいと思ったことは一度もないんです。

ーーえっ!

四方 童話が好きだし、海外に憧れていたので、翻訳家になりたかったんです。イギリスに行って、魔法関連の童話か小説を探して出版したいと。『MOE』という雑誌を買っていたので、『MOE』の編集者もいいかなとか。

ーー絵本やキャラクターを扱う雑誌ですね!


四方あゆみZINE #01 『人魚姫』より
モデル★望月みゆ (バンドじゃないもん!MAX NAKAYOSHI)、
スタイリスト★二宮梨緒、 ヘア&メイク★並木昭夫(Kurara System)
写真★四方あゆみ


次回は、翻訳家ないしは編集者を目指した四方さんが、

なぜカメラマンに転向したのかをお伺いします!

そこには本人すら予測できなかった、驚きの理由が……!




四方あゆみ(しかたあゆみ)Profile

愛媛県松山市出身、日本大学芸術学部写真学科卒業。1997年代官山 スタジオ入社、1999年よりフリーランスとして活動、現在に至る。ティー ン向けファッション雑誌、子ども向けファッション雑誌、メンズファッシ ョン雑誌などで独特の写真を発表して、モデルやアーティストにも多く のファンを持つ。2年前に初のZINEに挑戦、現在まで7冊を刊行し話題 に。2019年8月には初めての個展を開いた。Rooster所属。

Instagram : https://www.instagram.com/shikata_a/

Twitter : https://twitter.com/SikataA

取材★鈴木真理子