伊吹山で山と神奈川を代表する塾長たちに教わったこと
先日、ツイッターでつぶやき日記にチャレンジしてみました。今日のこの日のためです。
我ながら妙案。で、こうして活用させてもらっているわけですね。
そうそう、新幹線の中で前後左右へ容赦なく揺れるおばあちゃんの豪快な船こきを見ていたら、ふと思ったんですよね。そんなに船をこぎつつも、どこにも何もぶつけないおばあちゃんを見て、
「ああ、僕らってとってもちっぽけな存在なんだなぁ」と。
違いました。
それ思ったのは、ここでした。
伊吹山。
滋賀県米原市、岐阜県揖斐郡揖斐川町、不破郡関ケ原町にまたがる伊吹山地の主峰で、標高は1,377 mの滋賀県最高峰の山です。目の前に広がるのは琵琶湖。日本百名山の一つでもあります。
近くには、あの天下分け目の決戦を二度経験(壬申の乱と関ヶ原の戦い)した関ヶ原があり。実際行ってみると違いますね。なぜここでそんなに大きな戦いが行われたのか、山々に囲まれた地形から理由を見つけ納得することができました。
さらに、当時に思いを馳せながら、「ここに何万人は本当かなぁ」と突っ込み入れつつ、歴史的な学びを得ました。うむ、知的な会話です。
それもそのはず。ご一緒させていただいたのは、神奈川県を代表する塾長のお二人。
お二人は時に命をかけて山登りをされる強者。一緒に登るにあたって、初心者から毛が抜けたみたいな僕に色々と気を使っていただきました。
ええ、ええ、へなちょこです。まさかお昼を忘れるとは。。
先生方は、さすがの山飯グッズ。カッコイイ。
忘れん坊の僕は、岸本先生におにぎりもらう。やさしいです。
山の上で食べるご飯って格別です。幸せ。
それにしても伊吹山、ずっと視界がひらけていて快適でした。琵琶湖を眺めながら登れるって贅沢ですよね。
雄大。本当に自分がちっぽけに思えます。
頂上付近まではドライブルートもあって、頂上はお店もたくさんで賑わっていましたね。
お天気も良くて、最高でした。
ただ、行きはね、霧がかかっていて頂上があんまり見えなかったんですよ。
思えばこれが功を奏したかもしれません。後に僕はこんなつぶやきを残しています。
元気な時や調子に乗っているときは先を見据えてもいいんだけどね。しんどい時はそうできないこともあるから。まずは目の前の一歩に集中。その積み重ねが、遥か遠い場所へ僕らを導いてくれる。
それに、心折れそうな時、振り返れば、自分が歩んできた道が見える。それが自信に繋がって、もっと頑張ろうってなる。終えた後は、もうちょっとだけ難易度上げてみようって思える。
これって、勉強でも一緒だよね。
自分の心に合わせた歩み方でいい。辿り着きたい場所があって、自ら足を踏み出す覚悟と勇気があるのなら、他の誰かと比べるんじゃなくて、いつも自分に問いかけながら、歩を踏み出せばいい。一歩ずつ、一つずつ。
下山中はよく頂上が見えました。最初からこうだったら、心折れていたかもなぁ。
そして、それでも割と調子よくいけた登りは気持ちも気持ち良さも最高だったのですが、後半急に宮崎先生が覚醒し何かと闘い始めたこともあって、歩調がスピーディーになった下りは初心者の僕にとって地獄の道のりでした。足がガクブル。頼みの綱の「ドンタコス戦法(ドンタコスのCMのリズムに合わせてリズムよく歩く)」も最初めっちゃ調子良かったですが、終わりは悲惨、逆効果でした。
お二人はスイスイ。これが山登り塾長たちの実力か…とヒィヒィ言いながらついていきました。いや、ついていけてなかったですけど、お二人のやさしさに救われました。
途中、この地に伝わる伝説から勇気をもらおうと、この山に残る「ヤマトタケル伝説」を調べると、衝撃の事実。
今から2千年ほど前、ヤマトタケルは伊吹山の荒神を退治しに伊吹山に登りますが、途中で白い大きな猪と出会います。
彼はこの猪を「伊吹の荒神の使いの者」と思い、「今殺さなくても、帰りに殺してやろう」と言って逃しましたが、この猪こそ伊吹の荒神自身だったのです。
荒神はヤマトタケルの言葉を聞いて、大氷雨(雨と霧)を降らせ、ヤマトタケルは命からがら下山します。
そして、伊吹山の麓に湧き出る清水のもとで休み、ようやく正気を取り戻します。 この清水が 居醒いざめの清水(=玉倉部(関ケ原町玉)の清水)と言われており、現在でも手の切れるような清水が湧き出ています。
え、いや、負けとるやん。
しかも、めっちゃ油断して負けとるやん。
しかも、この後ヤマトタケルは亡くなってしまうそうです。
…。
…そうそう、ちょっと次に向けて、山登りグッズ準備しないとな。タイツとストック。そして、筋トレ。こうやって、トライアンドエラーを繰り返しながら、人間は成長していくんですよね。
ストイックに進むお二人の背中を眺めながら、自分も時に生徒に厳しいことを言う分、自らにもちゃんと厳しくしないとなぁと、身の引き締まる思いでした。
また、お話の中で学ばせていただいたこと、教室での指導の中で活かさせていただきます。
本当にありがとうございました。
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超絶怒涛の京都編は次回!