長期的に選ばれる人の力
講演会、セミナー、会社を経営していて
たくさん話しかけていただくシーンが増えていますが
経営者って時間がない中対応しているもの。
・セミナー中であったり
・打ち合わせ中であったり
・コンサルティング中であったり
移動中にメール対応していたり
話を聞いていたりすることも。
私の経営している会社でも
「社長!今、お時間よろしいですか?」
と一言言ってきます。
これは、相手のことを考えられる人を育成したいと習慣化。
相手の時間を意識するトレーニングの一環として
弊社では行なっていました。
日本一の売上実績を作ることができた
一つの要因となっていますね。
そうなんです。
なんとなくでお客様先に伺ったのであれば、、、
お客様にとっては
一週間のうちの貴重な一回の訪問を楽しみにお待ちいただいているかもしれません。
学生の頃にピザのデリバリーのアルバイトをした事がありますが
お客様にとっては、大切な人生の1ページの想い出で
大切な人との大切な時間のために
そのピザをデリバリーしているかも知れません。
サービス提供者が
その一つ一つを大切に思っているかどうかは
日常の行動、所作の一つ一つ、メッセージの一つ一つにに現れてくるものだと考えています。
だから、ピザを届ける時には笑顔でしていましたし
料金のやりとりをする時にも丁寧に手を添えて。
子どもたちが喜んで取りに来るようであれば
暖かく声をかけていました。
この人は相手のことを考えていて
親切、丁寧な人だな
と思われるか。
全然自分のことを考えてくれていなくて
自分勝手な人だな。
奪うだけの人、テイカー、くれくれ君かな。
ですから、人に話しかける時には
結論から
相手の知りたいことを察して
端的に話ができると良いです。
長々話して結局何が言いたいの?
となってしまう事がよくあります。
コンサルティング活動をしていても
まだ成果が出ていない方は、自分の意図をうまく伝える事ができません。
営業の世界では
エレベーターピッチ
・アルバイトの店員さん
・受付のスタッフさん
・電話対応の方々
マニュアル通りに対応していることは
理解できます。
しかし、相手の目線に立てているかどうかは
その人の一言一言で、レベルの高い人ほど
如実に感じてしまうのですね。
ですから、相手にできる顧客は変わりますし
安いには安いの理由があり
高いには高いの理由があるのです。
言わなくても理解してもらえる
わかってもらえることに
人が価値を見いだすのは当然のこと。
私にとっては結構当たり前のことだったのですが
世界に飛び出してみるとそれがレベルの高いことなんだなと理解する事ができます。
目と目を合わせて挨拶するとか
有難うとかごめんなさいが言えることとか。
有難うの本質は
人様から行なってもらったことをきちんと観れているかどうか。
相手してもらったことをお返しできなかったり
当たり前のことのように気がつく事がなければ
感謝をする事すら出来ませんよね。
気がつける力って大切なんです。
セミナーに参加して
「有難う」や「感謝」について良いと学び
連発している人を見受けますが本質的ではありません。
何に対して言っているの?
レベルの高い人ほど本質を理解しているので
かえって不信感を抱きます。
本当の力は、
気がつく事ができる事。
これが、AI、機械の台頭によっても
長期的に選ばれる人の力です。