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France maison

宿泊Style2:シャンブルドット

2019.10.09 05:32


実際に暮らしている家の部屋や離れに

宿泊するスタイルを

フランスではシャンブルドットと呼ぶ

意味は、部屋+ホスト

日本人の家感覚で想像すると

どうにも主との距離が近くて

何となく窮屈な印象を受けるかもしれない

そこはフランス!家は大きくて広い

部屋でのプライベートはしっかり守られてる

離れの家ともなれば

全てが揃った完璧な家なので

完全フリー

フランスの古い家具は

そこに存在するだけで重厚感を生む

モノを大切にするフランス人の手で

何十年も受け継がれてきた経緯に

想いを馳せながら過ごすのもいい

民泊と大きく違うのは

そこに人がいるという安心感

イコール

フランス人と触れ合えるチャンスがある

そこから吸収できることは意外と大きい

彼らは精一杯の心でおもてなしをする

朝食は大抵付いてる

フランス流の食事スタイルが体験できる

場所によっては他の食事も依頼できたり

一緒にテーブルを囲めることもある

夕暮れのバーベキューは

普通の食事風景

自然に囲まれ

その環境自体にどっぷり溶け込み

自然に還り

時間を優雅に使うための空間

これはフランス人の

ヴァカンスの過ごし方に合った

滞在型スタイル


ゆっくり明ける朝

美味しい空気をいっぱい吸って

さてと、朝食はテラスにする?

Oui!

今日のハーブはどれにしよっ?

好きなの数種類摘んで

さぁ、お茶にしましょ

フランス人の暮らし方に

少し近付くだけで

こんなにも優雅な気持ちを手にできる


紹介

Saint-Clar :サンクラ―

[ミディ・ピレネー地方]


フランス南西部のトゥールーズから

車で約1時間のところにある宿に

滞在してみました


見渡す限りの大草原と抜けるような青空

真夏の眩しく熱い太陽

その光を欲しがるように

顔をこれでもかと上げるヒマワリ達

到着するまでも眠ってはいられない

石造りのお家は

来た道を遥か遠くに眺める

小高い丘にポツンと佇む

敷地に自生するブラックベリー


イチジク、桃、りんご、洋梨

プラム、プルーン、花梨、胡桃

アーモンド、杏と

数々の実りを付けた自然の宝庫は

4つの季節では味わい尽くせない


散歩しながらパクッ

こっちでもパクッ、あっちでも


食べきれないほどの恵みを生かす方法が

保存食

大抵、こんな倉庫にいっぱい並んでる

ここでは旬の果物でジャム作りができる

瓶詰めしてお土産にできる

村の教会のマルシェにも案内してくれる

お買い物したモノで

拘りのフランス家庭料理と

手作りの果実酒でテーブルを囲む


ターブルドットっていう

シャンブルドットでの食事を堪能できる


キャンプにわざわざ行かなくても

すぐ目の前がそれになる

サンドイッチカゴに入れて

ランチでも


泊まる

それ以上の付加価値が盛りだくさん

夕陽を見つけて

間に合うように走った撮影

一瞬一瞬が全て輝いて見える


シャンブルドットの魔法は

いつまでも色褪せない


シャンブルドット事情

ホテルや民泊と違い、街の中心部や駅近にないことが殆ど。車でなければ行けない、いわゆる郊外の田舎にポツポツと点在していて数も少ない。日本人の旅行感覚と違い、彼らは1ヶ所にのんびり滞在するため、数週間から長いと1ヶ月もいる場合がある。


部屋が多い場合、ホテルのように同時に他の人も滞在していると、朝食が一緒になることもある。日本でいうところのペンションのように、そもそもフレンドーな空間なため、逆にそこから広がる楽しさもある。逆に1日1組限定というところもあり、プライベート重視の人は、こちらがおススメ。


食事は朝食のみが付くのが殆どのよう。これをB&Bスタイルともいう。ランチとディナーをどうすか?考える必要がある。お腹がすいた、そういえば食事!と気づいても周りは大自然のど真ん中だと、食糧を持参しておくか、夕食を依頼するか。シーツ交換や掃除等は民泊と同じで付いていないことが殆ど。


フランス語や英語が全くできなくても問題はないが、多少なりともコミュニケーションは必要。結局、人と人。勇気を出して笑顔で挨拶するなど、心を伝えようと思う気持ちが大切。


マルシェや教会、美しい村や観光スポットへ行きたい時は、公共機関がない超田舎の場合は、単独でお出かけすることが難しい。シャンブルドットは通常、車で訪れて自力で行動するため、足がない観光旅行には不向き。シャンブルドットに宿泊しながら、お出かけもしたい場合は、周辺に歩いて行ける村や観光地がある場所を選ぶか、ホストが送迎や案内等をしてくれるところを選ぶ。または、オリジナルツアーとして、一緒に同行してくれるガイドを別で探すという方法もあります。費用はかかりますが、幅は広がります。


宿を決める 

CheckPoint1 

交通手段

最寄り駅まで行けるか?

宿までどうやって行くか?


理由:

田舎にある宿ということは、最寄り駅も田舎ということ。費用はかかるが、空港からタクシーで行ける範囲がベストかもしれない。またはホストが迎えにきてくれるサービスがあればいい。ただし24時間対応ではないので、飛行機の到着時間を考える必要はある。

空港から最寄り駅までは自力で行けると費用は安く済む。電車なのかバスなのか?運行時間も合わせて確認してみるとよい。今時はネット上で、日本語でチケットが買える時代。この場合も最寄り駅から宿まで歩いていけるところは殆どなさそうなので、迎えにきてもらうしかない。タクシーの場合、田舎なので当然待機はしてないので自力で呼ぶしかない。


タクシーで行ったはいいけど、街灯もない真っ暗闇の田舎で迷ったら?閑古鳥が鳴くような最寄り駅まで辿り着いたけど、お迎えの車とすれ違ってしまったら?一気に青くなる・・・念のため、ホストとの交渉は細かく、そしてWi-Fi機能はお忘れなく。


CheckPoint2

希望の過ごし方ができるか


理由:

シャンブルドットに泊まるだけで十分幸せな気分を味わえますが、宿側にもそれぞれ得意や不得意なシーンがあって、環境も然り。まずは自分がどんな風に過ごしたいか、どんなことが好きか?して欲しいことがあるか?


それらが叶えられそうな場所かが重要な判断ポイント。


シャンブルドットは、予約から全て行い自力で行くのは少しハードルが高いかもしれません。その点をカバーできるのが、日本人が経営しているところか、日本語かできるフランス人がいるところです。


送迎や食事、観光のことなどを日本語で相談することができるので安心です。数は少ないですが、各個人でサイト運営しているようなので、行きたい地域にあるか探してみるのもいいかもしれません。


フランスでは、こういうスタイルをB&Bともいいます。ホテル検索サイトからも宿泊スタイルで選択すると出てきます。


※ジットドフランスというものがあります。こちらは貸別荘のようにどちらかというとアパルトマンのようにプライベートを重視したスタイルのものになります。

Gîtes de France


シャンブルドットで、暮らすように旅するフランスを体験してみてくださいね。


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