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Frasco

秋と自転車とぼくら。

2019.10.08 07:19

中学生の頃、ぼくは学校までの道のりを自転車で通学していた。ある秋の日、部活が終わり、帰ろうと思って自転車に乗ったら、自転車のライトの調子がおかしい。秋ということで、日没の時間は早くなっていて辺りは真っ暗になっていた。


しかし、色黒丸刈りやや細マッチョのぼくは、例えこれから真っ暗で、ひたすら田んぼ道に囲まれた田舎道を約3.5キロひとりで帰るとしても、怖くはない!、、、たぶん怖くない。、、、ちょっとしか怖くない。なんて心の中で呟きながらライトがついたり、つかなかったりする自転車をこぎながら家に向かった。


途中、背後に気配を感じて振り返るが誰もいない。怖くなったぼくは、歌をうたった。なかなかの声量でブルーハーツを真っ暗な田んぼ道のど真ん中でうたった。この時、自転車のライトは完全に消えていた。


すると、ぼくの後方から叫び声が聞こえてきた。叫び声というより、雄叫びに聞こえた。ものすごいスピードで近づいてくる。小さな灯りがみえる。灯りが近づくにつれて、叫び声が大きくなってくる。


完全にぼくはびびっていた。しかしだ、ぼくの自転車のライトはついていない。たぶん、後ろからぼくの姿は見えていないはず、、、。ぼくは、より一層激しく自転車のペダルをこいだ。しかし、後ろがはやい、、


みるみる距離が近づいていく。声の大きさが距離感を明確に伝えてくれる。が、そのとき気づいてしまった。後ろから聞こえてきていたのは、叫び声じゃない!歌だ!!


、、、で、ブルーハーツだ!!さっきまで、ぼくが歌っていたブルーハーツの歌をうたっている!だれだ!!それとなく後ろをみると声の主の顔が見えた一瞬見えた。

ツトムだ、、、あ、兄です。

他でもない、血を分けた4つ上の兄でした笑

その後ぼくらは何事もなかったかのように、「おっ、おう!」と軽く挨拶を交わし、ちょっと気まずい空気のまま無言で帰宅するのでした。


今日は教育論を書こうと思っていたのですが、どうでもいい話を書き始めたら、ぼくの記憶が蘇り、思いのほか筆が走ったので、ぼくの教育論については、いつか書こうと思います笑


では、また!