205系3000番台
2019.10.08 12:28
▲元・山手線と思えないほどに馴染んだ宮ハエ81編成。撤退済(まるく様提供・転載禁止)
八高・川越線の103系3000番台を置き換えるべく、山手線から撤退した205系を改造した区分です。4両編成5本(宮ハエ81~85編成)が組成されました。
この番台の特徴として特筆すべき点として、やはり先頭車の形状が挙げられます。山手線時代は中間車だった車両に運転台を取り付けて先頭車としたため、0番台とは違った「顔」に、どこか無機質な印象を覚えます。
当初は7本投入される予定でしたが、2本分が他路線への転出に回されたため5本となりました。うち1本が八高・川越線の増発分に充てられ、残りの4本が103系3000番台を置き換えました。
それからは同線での最勢力として活躍してきましたが、E231系および209系3500番台の転入により2018年に全車が撤退。
引退直前、最後まで残っていた宮ハエ83編成が特製の編成札を掲げて運行を開始しましたが、自身がドア故障を起こしてしまい札の掲出からわずか2日で離脱しました。
その後、営業運転に復帰することはありませんでした。
3本が解体されましたが、2本は富士急行へ譲渡され第3の人生を過ごしています。
▼元・川越車両センター所属
→富士急行譲渡車
→富士急行譲渡車
大宮工場が公開された際の改造中の205系3000番台。
中間車に運転台を取り付ける作業の真っ最中の模様(やっちん様提供・転載禁止)