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Kazu Bike Journey

Okinawa 沖縄の旅 Day 72 (12/10/19) Visit Gusukus in Itoman 糸満市グスク巡り (糸満市 ②)

2019.10.12 15:43

Ahagon Hamlet 阿波根集落

Kakazu Hamlet 賀数集落

Zaha Mamlet 座波集落

Shiohira Hamlet 潮平集落

今日は土肥さんが豊見城の事務所に用がありレンタカーを手配した。事務所の近くの阿波根まで自動車に乗せてもらいそこからは徒歩で史跡巡りを行うことにした。

Ahagon Hamlet 阿波根集落

あはごんと読む。変わった名前だ。2015年の国勢調査によると人口3,583人、世帯数は1,063世帯。特産品は美らキャロット。糸満ハーレーはここで行われている。

Ahagon Gusuku Castle Ruins 阿波根グスク (アハゴングスク、アハグングスク)

グスクは、阿波根集落の南側にある小高い石灰岩の山に築かれている。獣道を登ると直ぐに主郭があり給水タンクが設置されていた。この主郭とおぼしき場所の周りは深い茂みに覆われていたが、強行突破し中に入ると石垣らしきものが残っている。

山の東側は石灰岩の岩で切り立っている。そこは墓地になっており、相当古いと思われる墓があった。この城の歴史はほとんど残されてはいない。ただ、グスクの築城者はチョー阿波根との伝承があるのみ。

Kakazu Hamlet 賀数集落

2015年の国勢調査によると人口1,988人、世帯数は558世帯。

Kakazu Gusuku Castle Ruins 賀数グスク (カカズグスク、カカジグスク)

グスクは、糸満市の賀数集落北側、標高約77mの石灰岩丘陵に築かれている

入口は賀数集落の北側にあり、急勾配の坂道を登り主郭に行く。坂道の脇に拝所があり、主郭には給水タンクが設置されている。更に頂上に通じるほとんどぐずれた石の階段がある。もう一つ拝所があった。階段をよじ登り頂上に出ようとするも樹々に妨げられ断念。頂上には更にもう一つ拝所があるのだが、この状態を見るに、お詣りに来る人はほとんどいないのだろう。賀数グスクは、14-5世紀に築かれたらしいが築城者は不明。

Zaha Mamlet 座波集落

2015年の国勢調査によると人口1,959人、世帯数は574世帯。特産品はマンゴー。

U Ga ウーガー (御母川)

Mi Ga ミーガー

Ganya shared by Zaha & Kakazu Hamlets 字座波・賀数所有の龕

昼食をここでとったところ、おこぼれをねだりに小鳥が来た。じっとこちらを見て、催促している。今日は小鳥との昼食だった。後で調べて、多分、イソヒヨドリと思う。

Shiohira Hamlet 潮平集落

2015年の国勢調査によると人口5,045人、世帯数は1,719世帯。比較的大きな字。

Shiohira Gusuku Castle Ruins 潮平グスク

潮平集落の東側の丘陵に高さ1m程の城壁が巡らされていたあったのだが、砕石で破壊されて完全に消滅してしまっている。城があったであろう場所も立ち入りはできないので、遠くから山を眺めるだけになった。伝承では、北山滅亡のおりに今帰仁按司の人々が南山国のこの地に落ち延びてきてグスクを築来始めたが、南山もまた滅亡したので、その築城を中止し完成しなかったと伝わっている。

Shiohira Gongen Cave 潮平権現壕

沖縄戦で住民が避難していた壕の跡。ここも石灰岩の崩落が進んでいるので内部に入る事は出来なかった。残されている壕の殆どはこの崩落の危険性が高くなっており、埋めるか、入坑禁止となっている。ここでも日本兵が住民の追い出しを行ったそうだ。幸い米軍の降伏勧告に応じたため多くの人の命が救われた。それで戦後、権現の社を造ったそうだ。

Shiohira Ibiganashi 潮平イビガナシー

潮平集落の氏神だそうで、400年前から祀られている。

Sunja Ga 潮平ガー

今でも住民の用水として使われている。井戸から多くのパイプで給水をしている。近くには拝所もある。

今日はこれでおしまい。土肥さんに自動車でピックアップしてもらい、帰路につく。