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KANGE's log

映画「ジョン・ウィック:パラベラム」

2019.10.10 10:51

前作は、マーシャルアーツとガンアクションの組み合わせは健在なものの、作品世界が広がって、キアヌ・リーブス祭り感が薄まった点、そして、3作目ありきのストーリーである点において、ややもやもやが残っていました。

本作は、すでに4作目の制作も明らかになっていて、そういう点では安心して観ることができました(笑)。

ひとことで表すと、「やりたい放題」でしょうか。

もうストーリーがどうとか、そういう次元で語るものではなくなっています。

「こんなアクションやりたいね~」

「いいねぇ。観たい、観たい」

「じゃあ、こうやって話をつなげようか」

「ちょっと、無理じゃね?」

「大丈夫、大丈夫」

というやり取りで作られているのでしょう。

図書館で格闘、NYで馬、犬との連携プレー(ワン・フー?)、バイク&刀、ガラスの部屋…まさに、やりたい放題です。細かいアクションも、銃の組み立て、リロードなど「絶対、コレやりたい!」が溢れています。

「箸の置き方がおかしいんじゃないか」とか、ちょっとおかしな日本趣味となど、気にしたら負けです。

もちろん、「暗殺者多過ぎで、需給バランスおかしいんじゃないの?」ってのもナシです。

ただ、これまでよりも、1人の敵を仕留めるまでに手間がかかっているような気がしました。これまでも、ちゃんとヘッドショットを決める丁寧な仕事っぷりでしたが、1手2手増えているのではないでしょうか。

「防弾装備が進化ている」としきりに言っていましたし、よく考えたら、最初の事件からまだ2週間ぐらいしか時間が経っていない(!)のですが、ジョナサンとはいえそろそろ疲れが出ているのかもしれませんねぇ。